国民宿舎。途中、富岡製糸工場跡・貫前神社（ぬきさきじんじゃ）を参拝し、小柴氏紹介の食堂「たかた」にて昼食。カツ丼は都内（八王子）と異なり玉子とじしていない物、小生はカツカレーを食す、昔の粉カレーの味がして懐かしい気分に成りました。

昼食後、宿に向けて出発、都内（八王子）より雪の少ない道路を快調に走り、下仁田から

　　　　　　八王子在住　白馬の騎士

第一章   最初から駄目じゃん

１月２８日、富岡ＩＣ出口に１２時集合と勝手に思っていたら、１１時過ぎに奥本さんから携帯がかかってきた。
「途中の集合場所で誰かが遅れているから待っていて！」そんな話かと思っていたら、「今、富岡に着いたけど誰も居ない！」との事。どうやら打合せのミスで１時間のずれとなっていたらしい。

先輩達が待っている時には、小生は会社の流し台で宴会用の沢庵と鯖のへしこを刻んでいた。あまり待たせるのは失礼なので急いで現地へと走った。結局、勘違いの予定に沿っての出発となった。最初から駄目じゃん！

世界遺産登録ま近の富岡製糸場に到着。
見学説明の予約時間まで余裕が出来たので昼食を先に取ることとする。昔は随分と賑わった銀座通りにある高田食堂へと案内する。ここのカレーとカツ丼は小生のお気に入りの品。価格も実にリーズナブルで嬉しい。ここの店主は小生のポンユウなので、沢山の御客を連れていった御礼にタオルをサービスしてくれた。

また話は変わるが歴史の話を一発。昔の戦争で日本がバルチック艦隊に勝利した影には、シルクの輸出で得た外貨があったそうな。当時シルクはヨーロッパでは貴重な品で、戦艦を買えるほどの高級品だったそうな。ヨーロッパの貴婦人が着ていたドレスの最高級生地が富岡から輸出されたシルクだったそうな。先に注文をしていた別国の発注金額に上乗せをして軍艦を買い、戦争にのぞみ勝利したと聞く。

他にもこの時代を描いた物は数が多い。映画の中で吉永小百合や大竹しのぶが演じたああ野麦峠などはその一例である。小生が言うと眉唾と思われそうだがマジな話である。

第二章   新年会はハワイにしよう

　今回の宿泊地、上野村やまびこ荘の予約を入れる際に、単車クラブです！と言ったら、大丈夫ですか？と、最初に言われた。例年ならば道路が凍結し、小雪混じりでも不思議でない所である。幸いにも今回の日取りはラッキーだった。一週後には雪が降ったのだ。
やはり、この時期の群馬での新年会は無謀に近い企画ではある。当日、四輪で駆けつけた新治の敬チャンの話を聞けば、例年にない大雪で一日の仕事の中に雪かき作業が余分に増え、雪かきと子作りで腰痛になり、致し方なく今回は四つ輪参加となった．．．らしい。富岡の田中社長もバッテリーの不調で集合場所に四輪で来たら、早速全員のブーイングを受け、途中自宅に戻りＲＴに乗り換えての参加となった。群馬は、やはり春か秋が走りやすい。貫前（ぬきさき）神社をお参りし一路上野村を目指し走った。

第三章    結構良かったやまびこ荘

ＰＭ４：００　宿に無事到着。
受け付けを済ませ各自の部屋へ入り、休む間もなく会議室に集合。今年度の総会が始まった。会計報告に始まり、本年の事業計画等に話は盛り上り、宴会時間を三十分遅らせる程の熱の入った総会となった。各自、忌憚の無い意見が出揃ったところで閉会となる。ここでも敬ちゃんは寝ていた。

宴会の前に急いで風呂に飛び込む。６：３０に宴会の開始となり、何時ものようにアルコールが水の如し無くなっていく。実に気持ちの良い呑みっぷりは今回も健在であった。小生が当クラブの好きな所は、酒の美味しい飲み方を弁えた大人の集団である事。２０名以上集まっても、その毅然たる姿勢は変わらない。うーん！凄い！の言葉に尽きる。抽選会で魔法の薬を持ち去った会員は誰だか忘れたが、新参者の古山氏がお洒落なガソリンタンク・腰痛の敬チャンがウエストバックを当てたのには、正直若干のジェラシーを感じたのは小生だけでは無いはずだ。
タイムオーバーの知らせが無ければ延々と続きそうな楽しい時間を過した。

総会で出た話の中で、一泊ツーリングの参加費は当日の追加が無いように．．．！との事だが幹事は難しい。呑み代は別料金とうたっておく以外に名案は見つからない。追加はクラブ費から参加者一名に付き1,000円負担する。それ以上は参加者各自の負担とする。にしたらどうだろうか？参加費よりも楽しみを望む会員が多いように思われるからだ。それにしても、この宿には初めて泊まったが、部屋、風呂、食事と想像以上に小生は満足した。

翌朝４：００に敬チャンは帰った。いくらも寝ていなかったので心配したが、後日遊びに行った時に嫁さんに聞いた話だが、家に６：００に到着して直ぐに寝たらしい。拳骨者である。寝ぼけ眼で帰っていたのにウェストバックはしっかり握り締めていた。

　第四章　まだまだ見せたい群馬県　群馬県についてもっと知りたい方は→こちら

　朝起きたらマイナス五度。朝風呂を浴びてゆっくり朝食をいただく。９時過ぎに出発し下仁田の道の駅で小休止。ここで解散とする。高速帰り組、藤岡寺本さん経由組、高崎ヤナセ経由組と分かれた。

小生は会長達とヤナセオートを目指した。以前に奥本号が不調になった際に御世話になった御礼を兼ねての訪問である。おいしいコーヒーをご馳走になり、お昼近くになった頃、奥本さんの独り言。高崎で美味しいお店はないの？ここで田中社長の有難いお言葉。私が案内しましょう！市内に有る（割烹料理ざくろ）に案内されうなぎの松をご馳走になった。本当に美味かった。

土日と二日間遊んだが天気にも恵まれた中身の充実したツーリングとなった。

３月のブルブルツーリングも小生が幹事として御世話になる。行先はＮＨＫドラマ（ファイト）に出た四万温泉の清流の湯を予定している。御湯に浸かって温泉街で更科蕎麦を頂こう。食事込みで予算は２.０００円ぐらいかな？四万温泉の湯は無色透明で肌がツルツルになる上品な湯である。参加者は是非期待して欲しい。

幹事を依頼されると、人の事よりも自分の行きたい所を最優先する。そしてツーレポでは必ず企画がとっても良かった！と自分で誉める。うーん．．．全くもって良い性格である。事務局からは早くツーレポを出すように催促されながら、今になってしまった。若干の責任を感じながらブルブルツーリングのツーレポも書かせてもらいたい。

それでは３月１２日の駒寄せＰＡで沢山の物好き会員をお待ちする事とする。群馬弁で言うならば「いいどー　来てみー」翻訳すると良いところですから是非来て見てください　です。

只今は当日乗っていく予定のカブ９０で高速に乗るにはどうしたら可能か思案中。駄目なら渋川ＩＣ出口で御迎えしよう。いつもの通り今回も乱文にてペンを置く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌　小柴