ゴールデンウィークのど真ん中、3,4,5日と白樺湖で催しされるサイドカーミーティングに参加すべくツーリングを企画しました。
5月3日(快晴)
今回、私はソロのセンヒャクでの参加です。最近は窮車R60ばかりでセンヒャクは久々のため、どうもシート座りの収まりが悪い、お尻を前後にずらし要約落ち着いた頃、集合場所「東名海老名SA」に到着。
その駐車場の若者集団の中に70ン歳の我がクラブ会長高橋さんがH社のフルパワー132ps逆輸入車CBR1100Fの横にたたずんでいるではありませんか!「今日、コレ?」と聞くと「そう、息子の借りてきた、270は出るな」とのこと。
そうこうしているうちに、R100RSの奥本さん、ドカのM氏と面子が揃い出発。
今回はまず、浜松にてウナギを食べ152号線にて北上し途中一泊し、会場に入るコースを取る。
奥本さんお薦めの浜松のうなぎ屋「かんたろう」のうな重は油が乗っているわりにはベトベトしてなく美味しかった。
会長から、この浜松で凧揚げ大会をやっているとの情報を得、店員さんに聞くと「ここからバイクで10分くらいでその会場へ着く」とのことで見学することにする。
私自身たかが凧揚げだと思っておりましたが、会場に着くと何百人の「ヨイショヨイショ」の掛け声とともに突撃ラッパが鳴り響き、大凧も何十と揚がっており、異様なボルテージの上がり方で私もつい興奮してしまいました。
その凧の大きさは3〜6帖程あり、町ごとに競い合っているらしく雰囲気は「けんか祭り」そのもの。名称も「浜松まつりの凧揚げ合戦」とのことで納得。
その会場を後にし、天竜川沿いを北上し今回のルート152号線に入る。
この152号線は静岡県浜松市より長野県上田市まで地図を見るとまっすぐに伸びており、白樺湖もその途中、とにかく走っていけば到着出来ると思っていた。これが波乱万丈の酷道?の始まりだとはその時私が知る由もなかった。
途中、天竜市の道の駅「花桃の里(はなもものさと)」に寄るがそれ以降は断崖を削り取ったような道が続き水窪町(みさくぼちょう)などの町中などを除きその他は秘境そのもの。対向車とすれ違えないような狭道が続いた思えば、突然道が開けたりの連続。
ヒョー越え(丘越え)等は舗装はしてあるものの林道そのもので雪解け後の落石もごろごろしており気を抜けない。無線にて「落石あり!」「対向車あり!」などの指示をかけつつ進んで行く。
途中、青崩峠の標識、抜けられるかも知れないと興味本位で入るが、これがとんでもない道で急坂急カーブの連続、10分位進むと「これより青崩峠、徒歩20分」の案内板、その先は瓦礫の林道。行くかどうか迷ったが断念し元の道に戻る。(後で聞いたが、その先はトライアル車でも無理らしく抜けることができないらしい)
152号線にはいまだに二箇所の未通区間がありこの区間もその一つで、国道としては途中、道がなくなる?という摩訶不思議な道なのです。
途中、152号線は別名「秋葉街道」となるが相変わらずのコーナーの連続の中、上村(かみむら)に入り、いよいよしらびそ峠越えに挑戦。約1900mの高さにある本日の宿泊地、長野県・「ハイランドしらびそ」【地図】まで一気に駆け上がり夕方5時半頃に到着。そのホテルは南アルプスや中央アルプスが一望でき、風呂からの眺めもすばらしいの一言だ。
5月4日(快晴)
本日も天気最高で標高が高いせいか空気がピリッとしていて最高に気持ち良い。記念写真などを撮り出発し、日本のチロルといわれる「下栗の里」に向かうがその「南アルプスエコーライン」は狭道で左側断崖絶壁、対向車がくれば谷底へ転がりおちそうな道で落石も多く、クレーター跡地の所にてUターンし地蔵峠より152号線に入る。(この部分の152号線も途切れている)
分杭峠より下り坂となり美和湖を横に見て長谷村の道の駅「南アルプスむら長谷」にて昼食する。
高遠町で桜で有名な「高遠(たかとお)城跡公園」を見学する、桜はとっくに散っているのに、入城料500円とられたが、O氏はそれをすり抜けた(何で?)
それからの152号線は「杖突街道」となり右に左に藤沢川を見ながら高度を上げての走りとなるが杖突峠を境に急坂の下りとなり茅野市に入ると車がやたら増えてきた。
ビーナスライン、152号線の大門街道を通り立科町に入ると白樺湖はすぐそこだ。
さすがゴールデンウィーク、観光客が多いので車も渋滞している。
途中、何台かのサイドカーとすれ違うが会場から自宅へでも帰るのであろうか。(吉川さんとすれ違ったのもこのあたりでしょうか)
今回の会場「八子ヶ峰(やしがみね)ホテル」【地図】は152号線をわかれ白樺湖をグルリと一周した丘の上にありました。(これで152号線の旅も終わりです)
会場につくと目にとびこんできたのは、おびただしい数のサイドカー、トライクの集団。到着時、我がクラブのサイドカー組は近くに走りに行っていていなかったが、そのうちゾクゾクと帰着。懐かしい顔が揃っています。
しばし、歓談後、風呂に入り、ビール片手にそれらをじっくり拝見するが、我々が到着した時より数がどんどん減っていきます。というのも、当日4日がメインエベントでそれが終われば家路につく方も多いらしい。
その後、約200人位での宴会があり抽選会、二次会などで多いに盛り上がり就寝。
(サイドカーミーティングについては金子さんのレポートをご覧ください)
5月5日(快晴)
早朝、駐車場に出ると、昨日の半分も残っておらずそれらも随時家路についていきます。サイドカーの皆さんは朝が早い。
やはり、渋滞を避けるためでもあろうか。
私は写真を撮ることもありクラブの皆さんを見送った後、M氏と二人で中央高速にて帰りましたが時間が早かったせいか、さしたる渋滞もなく横浜の我が家に2時頃到着いたしました。
会長、奥本さん、サイドカーフェスティバルに参加の皆さんお世話になりました。今回は天気にも恵まれ最高のツーリングでした。特に会長、あの林道まがいの国道をスーパーバイクでの走破、恐れいりました。
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