佐野PAに7時30分集合の約束だったが、早めの7時頃に到着すると、PAのガソリンスタンドに 何やら旧タイプらしきバイクと赤い上着の者がいるではないか。
それは、昨年、御荷鉾林道を疾走してくれたDSK宮野さんであった。
※昨年の林道ツー→こちら
しばらくすると吉野さん、林さん、小水内さんも集まってきた。
朝の挨拶の時に宮野さんの旧車DSKが心配だったので、「大丈夫ですか?」と訪ねると「行ける所まで行くよ!」とのこと。
まったく宮野さんのバイク魂には頭が下がります。
湯西川の道の駅で小柴さん、尾崎さんと合流し役者が揃ったので、我々は安が森林道へと向かった。
安が森林道は栃木県側は舗装だが福島県側からがホンチャンのダートとなる。
それに、初参加の林さんはロードタイプのR100RSだ。他の林道走行グループだとRSで参加しようものなら、「冗談は顔だけにしとけ」などと言われそうだが、不思議なことに、うちの林道ツーの場合は多種多様のバイクが参加するためあまり違和感がない。
もっとも四輪が走行可能な林道を選んではいるのだが、険しい箇所があることもある。
行くか行かないかは参加者の選択だ。林さんに尋ねると、答えは宮野さん同様、決まっていたようで、取りあえず安が森林道は同行となった。
私にとっても久しぶりの林道は、頭上を覆う木々の間の木漏れ日に満ち、峠付近では遠くに山々を望みながら、降りては渓流のざわめきをヘルメット越しに聞きつつ、体の下のバイクの暴れとともに森の匂いに包まれるこの瞬間は喜び以外の何ものでもない。
安が森林道の出口の所で、宮野さんのDSKの調子が悪いということで林さんと帰路につくこととなり、二人が無事、林道を通過されることは願うばかりである。
二人と別れた後、4人は木賊温泉(とくさおんせん)の横を通過する道より檜枝岐から栃木県側に抜ける帝釈山林道に向かった。
小水内さんも初参加で乗ってこられたバイクもロードタイプの80Rである。しかし、お話を聞くと以前よりオフ車の経験がおありで林道をロードタイプの車体とはいえ十分に楽しんでおられるようだ。
帝釈山林道はよく整備されているとはいえ撒かれた砂利が多い。
GSは車重があるためか、砂利&急な下りがよくない。吉野さんのR1100GSもきついと思う。
ましてやテレレバーではなおさらではないだろうか。
でも、写真の吉野さんの表情は余裕たっぷりだ。
森の中の道を右へ左へと抜けて行く。
山側によれば斜面の草が肩をかすめ、反対側から来た車を避けるため谷側に寄ると谷の深さを知る。もうすぐ林道部分も終わりとなる馬坂峠から見た燧ヶ岳には何筋か残雪が残っていた。
小柴さんが河原での昼食の時、今となっては珍しい白ガスのピーク1(あれはガソリン何でもOKでしたっけ?)に圧がけをする姿を見たとき、あまりにも楽しそうなので今度私も手に入れたいと思った。
やはり、むかしのコールマンで入れたコーヒーは格別だった。
この後、コーヒーを入れてくれた小柴さん。 |
左より、尾崎さん、小柴さん、小水内さん。 |
尾崎さんは今回も125改200での参加であった。まさか来年200が1200GSなんてことはないだろうか。天と政府は尾崎さん(子供4人で子供手当て4倍)の見方です。
とりとめのないことを考えていると、林道の路面も穏やかになり、
終わりも近くなってきた。
来年はどこの森に行くかゆっくり考えよう。行く先はどこで仲間が後に先に走っていると思うと安心できる。
アスファルトが見えてきた。どうやらこの林道ツーも無事終了となりそうだ。
以上、今回のツーリングレポートとさせていただきます。
次回も、よろしくお 願いいたします。
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