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2010年6月24日〜7月4日 ドイツ・スイス・オーストリア方面
横浜の中島


スイスのアルプス越え(スーステン峠にて).、バイクは私がレンタルしたBMW R1200Rだ

 ヨーロッパには一度も行ったことが無く、行くのであれば、オートバイでそれもBMWで走りたいと思っていた。
 今年の春のモーターサイクルショーで、たまたま海外バイクツーリングで有名な「(株)道祖神」のブースでパンフレットを見てからは、その気持ちがますます高まった。
 クラブ員の土方さんに相談した所、「是非、行こう」と言う事になり決行することにした。


予定では6月25日が出発であったが、航空会社の都合で24日出発となり10日間が11日間となった


6月24日〜25日
(成田空港→ドバイ→ミュンヘン)

 成田空港には19時40分集合なので、昼間は仕事を片付けて17時30分の成田エクスプレスにてヘルメットやブーツを入れたトランクと共に横浜を出発。

成田空港第二ターミナルにて土方さんと合流し雑談していると、そこに、千葉の鈴木さんが差し入れを持って見送りに来てくれた。(鈴木さんありがとう)

 
間もなく、添乗員のKさん、某バイク雑誌編集人S嬢、長野のSさん、新婚旅行で参加のHご夫妻の成田組7人が揃った。

 これからの予定などを説明受け21時40分「エミレーツ航空」にて、まずドバイに飛び立ち、
約11時間の飛行を終えドバイでは、関西組3人と合流し総勢10人となった。



 ドバイでは5時間程待機し、やっと、ドバイを飛び立ち、それから、6時間ほどで無事に、ドイツ南部最大の州、バイエルン州の首都でもあり、BMWの本社もある「ミュンヘン(人口131万人」に到着した。

   (まる一日乗っていたことになり、ホントに疲れた)


やっと、ドイツ上空に到着!!涙が出るほど嬉しかった。

 入国審査の後、大型バスが迎えにきており、そのまま市内のホテルへ直行し16時頃チェックインした。

ロビーにて現地の係員(日本女性)から、こちらは夜9時過ぎまで明るいので見物するのであれば「ドイツ博物館」は是非見た方がいいと言う事になり、それではと出発。


地下鉄(Uバーン)の切符売り場では少々戸惑ったが(切符を買う自動販売機はあるのだが、改札口が無いので切符を見せることなく乗車ができ、降りるときも、切符を渡すことことなく、そのまま外に出られてしまうのだ。それに駅員らしき人も見かけない)、無事「ドイツ博物館」に到着し、閉館間際だったので無料で入館が出来た。




 ここは世界最大級の工業技術の博物館で、
Uボート(潜水艦)U1の実物や飛行機などが広大な敷地に多数展示してあり、BMWの航空機エンジンも当然展示してあった。


Uボート(潜水艦)U1、もっと小さいかと思ったが結構大きく、写真に入りきれなった

メッサーシュミット

BMWの航空機エンジンも多数展示してあった

1時間程で閉館時間がきてしまったので館外に出てみると、外はまだ明るい。このままホテルに帰るのはもったいないので新市庁舎があるマリエン広場に行くことにした。

そこには歩いて30分程で着いたが「マリエン広場」は人であふれていて、広場の正面にそびえる新市庁舎の壮大な作りに圧倒されてしまった。


マリエン広場の新市庁舎

帰りも地下鉄で戻り、ホテルのレストランで挨拶を兼ねて参加者の皆さんと食事をし、やっと夕闇がせまる午後10時過ぎに就寝となった。

〔ミュンヘン泊〕


6月26日(ミュンヘン→ローテンブルク)

   いよいよ今日からバイクを借りて走り出す日だ。

 
ホテルに昨日の大型バスが向かえに来てくれ、BMW本社近くの「
モトラッド本店 」に到着。

 本店だけあって建物は大きく1階が車体の展示と修理、
2階には用品類が沢山展示してあった。




 そこで、保険の手続きや車体の点検をし、各々予約してあった自分のバイクを借りることになった。私は6.000kmほどしか走っていない新車同然のR1200Rだ。


私が記念に作ったTシャツを担当者にプレゼントしたら、早速、着てくれて記念撮影となった。
私、身長180cmと日本人では大きいほうだが、ドイツ人はでかい!!

 いよいよ走り出すことになるのであるが、添乗員Kさんより本日走る道順と右側通行であることの念を押されての出発となった。

ドイツフォードのトランスポーターで先頭を走る添乗員Kさんは(株)道祖神の社長であり、R69Sを含めバイクを何台も所有していて、その道のエキスパートでもあるのだ


出発前のミーティング、これは毎日入念に行われた。

いよいよ出発となるが、各々でもチェックする。

走り出せば無線機などは無いので、お互いのコミュニケーションを取ることは出来ない。私はまず右側通行と車体に慣れる事に専念し取りあえず皆さんに付いて行く事にした。

     ミュンヘンとは戻ってくるまで暫くのお別れです。

 一般道を走り、アウトバーンに入ったが料金所など無いのでいつの間にかアウトバーン言う感じであった。


夢のアウトバーン!!走りながらの撮影だから命がけだ?

アウトバーンでは、大体120kmから130kmで流れておりカウルの小さいR1200Rでも何とか大丈夫であった。正直、もっと凄いスピードで走っているのかと思ったがそうでもなかったのでちょっと拍子抜けした。

 ただ、日本の高速道路の二車線であれば、走行車線と追越車線となるわけだが、アウトバーンの場合は普通の速度の車線、速い車の車線となっているようで日本のように追越車線をのんびりと走っているような車は無いので流れはスムーズだ。

 アウトバーンの路線番号は東西方向が偶数、南北方向が奇数に割り振られていて、これは昨年走った韓国と同じだ。
  「サムライライダー、海を渡る(韓国ツーリング)」はこちら

 一般道路での速度制限ルールは、街の始まりを示す標識、終わりを示す標識の間の市街地は50km/h、それ以外は100km/hだ。
 それに、地方の一般道の交差点には信号機が無い。その代わりにロータリーになっていて、左側から車が来ないこと(左側優先)を確認し、右回りで入り、自分の出たい方向に右折する。これは、車が少ない田舎道では非常に便利なシステムだと思った。


アウトバーンでの最初のパーキングにて

 ところが長野のSさんが、「アウスブルグ」で降りるところを通りすぎてしまったようで、はぐれてしまった。途中、添乗員Kさんに電話が来て、Sさんは今夜の宿に直行することになり、我々はロマンチック街道を北へと走り出すことになった。


ロマンチック街道を北上!!真ん中の標識は「ロマンテック街道」を示す標識だ。

 ロマンチック街道ルートマップ風景は北海道のような感じで、丘陵が続く田園風景の中を走っていると、尖った屋根の教会が見えたと思うと集落が現れ、その集落のどれもが統一されていて本当に美しい。

 いくつかの集落を通り過ぎ、最初に訪れた町は「ネルトリンゲン(人口19,000人)」だ。ここは1kmほどの円形の城壁に囲まれており、バイクは城壁の外に停め歩いて入った。ここも教会が見え、その「聖ゲオルク教会」を見学した後、ネルトリンゲンのシンボルである「ダニエル」と呼ばれている塔(約90m)に登ると、眼下に中世そのままの美しい街並みが広がっていた。


ダニエル塔から見たネルトリンゲンの町並み
 
 この門をくぐって城内に入った
 
 正面に見えるのがダニエル塔

 丁度、お昼となり、そこのトルコ料理店のテラスでランチとなった。

 それから1時間ほど走り、「ディンケルスビュール(人口11,000人)」という町にも立ち寄った。この町も周りを城壁に囲まれていて、城内には駐車場が無く城壁の外にバイクを停め見学した。ここも美しい町で運河と緑が美しく、やはり中心には「聖ゲオルク教会」がそびえていた。


ディンケルスビュールの町中で駐車場を探すが見つらず城外へ停めた

城壁の周りの運河が綺麗だった。

 夕方、6時半頃、本日の宿泊地で中世の宝石と称えられる「ローテンブルク(人口11,000人)」に到着したがホテルには駐車場が無く少し離れた車庫にバイクは停めた。
 途中、はぐれた長野のSさんも、すでに到着しており、皆さん一安心!


左側の建物が我々の泊まったホテル部屋の調度品も味わいがあった。
   
町なかの看板は芸術作品だ 

マルクト広場、左に市庁舎、右が市議宴会場

ホテルは中心地にあり、中心と言っても南北が1.2km、東西が1kmの小さい町で中世の面影がそのまま残っており本当に素晴らしい。


ここでは聖ヤコブ教会や市庁舎などを見学した。


 夕食は有志にてドイツソーセージとビールで初日を無事走り終えたことに、


        
プロースト(乾杯)!!



只、開館時間に間に合わず、ドMの私としては「中世犯罪博物館」を見学出来なかったのは残念であった。

走行距離:220km 〔ローテンブルク泊〕

627日(ローテンブルク→シュバルツバルツ)

朝、起きると今日も快晴だ。

   今日は中世の古城が点在する「古城街道」を通るルートだ。

 ホテルを
9時に出発し、すぐにガソリンスタンドへ入った。やり方が分からないので添乗員Kさんに聞いた所、日本のセルフと殆ど同じで、ガソリンを自分で入れ、支払いは店内のカウンターで支払うものだった。

ガソリンスタンドは全てセルフ方式だった。
ガソリンを入れ、バイクはそのまま、そこに置き店内のカウンターで、番号を伝えると精算ができる。

ガソリンは日本より高く、ハイオクで170円(1ユーロ=113円)くらいだ。これでも、今回の旅行は円高の恩得を受けて助かった。

支払いはカードを利用し、同時にミネラルウォータ等を購入することが多かった。ただ、ドイツでは消費税が食料品は7%、その他は全て19%もかかってしまうので大変だ。


 店内に入るとタバコや食料品などを販売していて、日本で言えばコンビニのようだ。そう言えば走っていて「セブンイレブン」などのコンビニらしいものは一切見かけなかった。

 聞くところによると、デパートやショップは営業時間が法律で決まっていて夕方
6時か7時で終了し日曜日は休みらしい。そこで、ガソリンスタンドがコンビニの役目を果たしているようだ。


 アウトバーン入りSAに寄って用をたそうとした所、有料ではないか、販売機で券(
0.5ユーロ=55円)を購入し用を足した。アウトバーンは無料だから、トイレの有料は仕方あるまいと思ったがSAのレジでその券を渡せば支払いに使えるんだと、

  う〜ん成るほど。



 「ハイルブロン」でアウトバーンを降り、アウディの大きい工場がある町に入るが、先頭を走る添乗員Kさんの走りが変だ、どうも古城街道へ入る道を間違えたらしい。

 道を聞いてくるということで、我々は駐車場にバイクを停めて待っていると、Kさんが慌てて帰ってきて、すぐ横の建物を指差し、「ミュージアムの看板が出ていて、中を覗いたらバイクが見える」との事、看板を見ると「NSUミュージアム」と出ている。

NSUと言えばロータリーエンジンで有名な会社だから聞いたことがあるので見てみようということになり、全員で見学となった。

入場料を払って、

その中に入って驚いた。

それは展示の仕方とバイクの種類の多さだ。今まで見たこと無いようなバイクや名車と言われるようなものまで、何台も展示してあった。


NSUミュージアム

BMW R51/3(1954年)のカットモデル

この、バイク、チャップリンに関係あるのかな?

日本車も展示してあった

当然、NUS社製のケッテンクラートも展示してます。

このブースはレーサー専門コーナー

 BMWもR32は無かったがR2やら最新のKシリーズまで展示してあった。それにR51のカットモデルまで展示してあるではないか、特筆すべきはどれも手入れがいき届いていて綺麗なことだ。
 旧車フリークの添乗員Kさんも、興味津々のようだった。

 皆さんも、ドイツを訪れることがあれば、是非、尋ねてみて下さい。
     その価値は十分にあります。

 もっとゆっくり見たかったが、時間が無いので後ろ髪を引かれる思いで後にした。

 それから、何とか町を抜け出すと、左側に大きい河が現れ、素晴らしい景観の道路に出た。

     ネッカー渓谷沿いの古城街道だ。


 すれ違うバイクも増えて来てピースサインが忙しくなってきた。ピースサインと言っても日本のように上へV字を出すのでは無く、左手をハンドル斜め下に、さりげなく出しロータッチのようにしてすれ違うのだ。数十台のハーレー軍団にもあったのもこの街道だ。

目の前の山の上に古城がいくつか現れては後ろへと消えていった。景観が良いところにバイクを停め古城をバックに記念撮影となった。


ネッカー渓谷沿いのとある古城にて


 近くのレストランでランチとなったが、そのレストランはライダーも多く、ビールを飲んでいるライダーもいた。

 帰り際に我々を見て親しげに話しかけてくれた。バイク乗りには合い通じるもがあり嬉しいものだ。

 





 途中、休憩を兼ねた小さい町で教会を訪ねたが内部は立派な作りで驚いた。どの町でもそうだが、教会の中に入ると荘厳さに圧倒されてしまう。

 それからは、一般道を南にたんたんと走っていくと、両サイドに覆いかぶさるように林立している森に出て前方の視界が狭まってきた。そこは黒い森と言われているシュヴァルツヴァルトだった。

     今夜のホテルはそこにあった。


黒い森(シュバルツヴァルト)を切り開いた道路を走る。

 

ここのホテルは昨日と変わって近代的なホテルだった。

ドイツでの階数の数え方が変わっていて、階数表示が1階はE(グランドホール)、2階が1階、3階が2階となっており、最初はエレベーターでフロントに行こうとして1階を押したり、自分の部屋の階数を間違えたりで戸惑った。



ホテルロビーは、ドイツ国旗だらけだ!

 フロントに行くと係り人がいない、それは丁度、ドイツがサッカーワールドカップの試合の真最中で皆、観戦中だったのだ。
 暫くして、階下のレストランから拍手と歓声が聞こえてきた。
ドイツが勝ったようだ。

 ホテルは山の中にあり、外に出ることなく夜食はバイキング料理で

        
プロースト!!


            



   明日はいよいよ夢にまで見たスイスのアルプス越えだ。(→後編へ続く

走行距離:310km 〔フロイデンシュタット泊〕 

※写真は管理人が勝手に掲載しておりますので、都合が悪い方はご連絡ください、削除致します。
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