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「みちのく旧車ミーティング」レポート
2008年7月19日〜20日 岩手県・八幡平市
横浜の中島

 毎年、7月にイーハトーブの大地、岩手県八幡平市・七時雨山荘で開催されている「みちのく旧車ミーティング」に参加しました。今回は20回目の記念ミーティングで参加者は121名ということでした。私の参加動機は昨年の津軽半島一周の途中、みちのく記念館を訪ねた時にお世話になり、その時の約束を果たすためでもあった。今回の同行者は千葉の鈴木さん、それに毎年出席の吉野さんである。
※みちのく旧車ミーティングについては→こちら
※津軽半島一周については→こちら

7月19日

 開催地・岩手県八幡平市までは片道600kmの彼方だ。東北道「蓮田SA」早朝5時に集合出発である。横浜の我が家を朝3時に出発し首都高速に入る。昨日から我が愛車R60/2のライトがやけに暗い。

6ボルトだしいつものことだと思っているうちに、完全に全ての灯火類が消えてしまった。エンジンは絶好調なのに、何で? 夏とは言え、まだ朝3時過ぎ、周りは真っ暗だ!!

 とりあえず集合場所へとトラックの後ろへピタリとついて、「早く太陽よ昇れ」と願いつつひたすら走る。空が白みはじめた頃に蓮田SAに無事到着。

 すでに
R69Sの鈴木さんとR90/6の吉野さんが待っていた。それに、我がクラブの集まりが岩手で行われるために先発組として途中までに同行するということで、菅原さんと田中さんも待っていた。その菅原さんは軽トラでの参加で荷台には組みあがったピカピカのR60が乗っていた。

私はその時に、その軽トラにお世話になるとは夢にも思ってもいなかった・・・

 一応電気系統を調べたが悪いところも無さそうだし、エンジンも調子良いので様子を見つつ走ることにする。その内に同時刻待ち合わせのバウアーグループのサイドカー数台が賑やかに到着、顔見知りの渡邊さんは、組みあがったばかりのサイドカーでの参加で大いに目立っていた。皆さんに挨拶を交わし我々は定刻に出発する。


渡邊さんの昨日組みあがったばかりの、BMWR50改+TR500

バウアーのサイドカーは外観は古いがエンジンは1,000cc等に乗せ変えてあり
皆さん、メチャ早い!

東北道では、やはり、ウィンカーも点かない状況なので鈴木さんを先頭に私を間に入れ吉野さんが後ろサポートしてくれての走りとなった。

途中、SAで休憩中にバイクが揺れるほどの大きい地震があり、先日起こった大地震を思い出させた。そう、先月の14日岩手地方で死者6人を出した震度6強の大地震があったばかりなのだ。

酷暑の中、「走っていても暑い」と言いつつ東北道を北に向け順調に進む。最近は異常気象が多いが地震も関係あるのだろうか?

盛岡南ICで降り、盛岡市内へと入り、吉野さんお勧めの「食道園(しょくどうえん)で昼食をとる。冷麺とカルビを食べたが盛岡冷麺の元祖といわれているだけあって半透明な麺はこしがあり本当に美味しかった。



 それからも一般道を走り、会場の七時雨(ななしぐれ)山荘地図】に4時頃到着。その会場は牧草地のまっただ中だ。聞くところによると周囲数キロ以内に人が住んでいないらしい。主催者の小船さんらスタッフの暖かいお迎え受けていると、どこかで聞いた声、振り向くと新潟海鮮ツーの時にお世話になった湯本さんではないか!お互いに顔を見合わせ再会を喜ぶ。

七時雨山荘入り口にて 湯本さん(中央)とビール片手にしばし歓談

鈴木さんと私はキャンプ泊のため会場の片隅にテント設営を終え、カメラ片手にバイク見学。国産が7割、外車が3割(殆どがBMW)程で懐かしいバイクばかりで、どれもが愛情がこもっていて綺麗に整備されている。今回は陸王がテーマということで10台程が参加していた。


陸王については→こちら

前夜祭は万澤安央(万沢康夫)氏のトーキングの後、待ちに待った宴会は炭火焼のバーベキューでバイク談義や旧友との再会で時間を忘れて話は弾み、私は、いつのまにかテントに潜り込み夢の世界となっていました。

小船さん(左)と万澤氏(右) 別棟にてバーベキュー大会


7月20日

6時頃起床。缶コーヒーでモーニングブレークし、早々に風呂に入り、朝の高原の清々しい空気を楽しむ。

朝食後、20人ほど選ばれての走行会があり、何と、それに私も選ばれてしまった。

内容は参加者の前で自己紹介しでエンジンをかけ牧草地を一周するもであったが、牧草地のためセンターが立たないのでキックがうまくいかない、何とか一発でエンジンをかけ一周出来たが、停止の時スピードを上げていたためかリヤブレーキをかけた途端、朝露に濡れた牧草で滑り大転倒!!したたか頭を打ってしまった。
 痛さより恥ずかしさが先にたちバイクを起こしていると、すかさず、司会者小船さんより「さすが、受け狙いの中島さん!」とフォロー?して頂きました。
 25年間60に乗って転んだのは初めて、それも衆目の前で恥ずかしい・・トホホ。。。

楽しかったミーティングもお昼の1時頃終了となり皆さん三々五々と帰っていった。我々3人もお世話になった方々にお礼を述べ、今夜の宿「神田さんの別荘」へと向かう。そこには、我がクラブ員、20数名が集う予定になっている。

別荘までは2時間ほどの距離だ。時間調整も兼ね東北道の紫波SAで、相変わらず灯火類が点かない60の修理を行うことにした(私はメカに弱いので見ているだけだが・・)。「オカメ」を外して見ると、何と配線がズタズタ!!ガバナーの羽が外れ周りの配線を切ってしまい、バッテリーに充電しなくなってしまったようだ。これでエンジンがかって走って来れたのが不思議なくらいで、さすがBMWなどと言いつつ試行錯誤で配線を繋ぎ併せたが、今度はエンジンが始動しなくなってしまった。

ウンともスンともいわない。その内に宿泊先の集合時間に間に合わなくなってきた。ご臨終です。またトホホ。。。

菅原さんの軽トラを思い出し、修理をあきらめ連絡をすると、1時間くらいで来くれた。60を積んでいると、「中島さん、何してんの」の声、振り向くと、何と乗用車に乗ったオポーズドツィンクラブの蜂谷さんでないか!!私も、「蜂谷さんこそ、何でここに?」聞くところによるとイベントの帰りらしい。どうりで牽引車に蜂谷さんの「BMWイセッタ」が乗っていた。蜂谷さんの地元とはいえ奇遇にびっくり。事情を説明したら心配していだきありがとうございました。

私が軽トラを運転し別荘に到着すると、クラブ員の皆さんが待っていてくれて、そこで私と軽トラに乗った60は皆さんの宴会前の肴となりました。またまたトホホです。。。


神田さん別荘にて、皆が興味深々に軽トラに寄ってきます(~_~;)

その後、近くの温泉に浸かり、恒例の宴会は居酒屋で行い、別荘に戻り、遅くまで盛り上り、これまた、いつの間にか夢の中でした。

7月21日

 私の60は軽トラに乗ったまま、修理屋さんへと向かい(T_T)/~~~ 私は菅原さんのピカピカ60で我が家に向かうことになりましたが、菅原さんの60はUS仕様ということでフロントがテレスコピックだ。一度は乗ってみたかったので、感想としては、やはり、低速での取り回しはテレスコの方が上だが、乗り心地はアールズが一枚上手のようだ。そして、無事、横浜に到着いたしました。





 みちのくの皆さん、クラブ員の皆さんお世話になりました。大事なバイクを快く貸して頂きました菅原さん、本当にありがとうございました。
<m(__)m>

レポーター;横浜の中島

記念撮影(主催者のHPより転載)
※みちのく旧車ミーティングについては→こちらもご覧ください。
【参加者名】 中島(R60/2)、吉野(R90/6)、鈴木(R69S)、
 もっと写真を見る→こちら
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