7月9日(土)
信州方面のツーリングでは定番の中央自動車道「談合坂SA」が今回も集合場所だ。
無線連絡によると、八王子IC〜相模湖IC間で事故があり、サイドカーが渋滞に捕まっているとのこと、特に、菅原会長のサイドカーが渋滞中に調子悪くなったとの情報が流れ多少心配したが、集合時間の8時には、直行組の群馬田中さんと小柴さんを除く全員が無事に談合坂SAに到着。
天気は晴天、まず問題なさそうである。いつもの朝礼の後、一同、南アルプスに向けて出発!
高速道路の休日上限1000円の割引期間が終了したせいか、中央道はあまり混んでおらず快調に走り続け、八ヶ岳PAに到着。
ここで小休憩した後、小淵沢ICより一般道を進み、午後10時過ぎに最初の目的地である長野県富士見市「富士見高原ゆりの里」に到着。
ここでは、富士見高原スキー場のゲレンデ斜面一面に広がるゆりのお花畑を鑑賞できるらしい。で、入口に行ってみると、「本日入園無料」の看板、通常入園料1,000円らしいので「ラッキー」とか思いながら園内に入ると、広大な富士見高原の丘一面にゆりの花の「つぼみ」が...orz。
今年は開花が遅れているらしく、咲いているゆりの花は、ホンの一部だけという状態であった。一同、園内のVTRで流れていた映像で丘一面に咲き誇るゆりの花の大群生を頭の中で妄想したり、パラグライダーの練習風景を見物したり、のどかなひと時を楽しんだようである。
「富士見高原ゆりの里」を後にした一同は、茅野からいよいよ杖突街道および秋葉街道を踏襲しているR152に入り、交通量の少ない田舎道を快走...と、対向車がしきりにパッシングしてくる区間があり、無線で「ネズミ捕りやっているかもよ〜」などの情報が飛び交った。が結局、白バイが1台通り過ぎただけであった。(よかった〜)。
一同、昼食休憩場所の長野県伊那市「道の駅 南アルプスむら長谷」に到着。
桜で有名な高遠のすぐそばの「道の駅南アルプスむら長谷」 |
道の駅駐車場 |
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道の駅の中にあるレストラン長野県伊那市「野のもの」で、各自の好みでチキンカレー、しらす丼、雑穀おにぎりなどを堪能。食後は、強い日差しが避けられる木陰のベンチに座って、しばしまったりと歓談した。
昼食休憩後、一同はいよいよ、しらびそ高原に向け、出発。
だんだん道が細くなり、きつめのコーナーが連続する山道に突入。路面も砂利が落ちていたりで多少荒れている。
こんなところでは、先頭を走る吉野さんより随時的確な対向車情報や路面状況が発信されていたため、後続者は安心してバイクを走らせることができた。長年の経験で培われた素晴らしいチームワークだと感心した。
しらびそ高原が近づいてくるに連れて高度はどんどん上昇していき、時折り樹海林の間から視界が開けると、そこからは雄大な南アルプスの山々がくっきりと見えてきた。
わくわくと心躍らせ、午後3時過ぎに、標高1918m雲上の楽園 長野県飯田市「ハイランドしらびそ」に一同無事に到着した。
到着後、ホテルの廻りを少し散策したが、南アルプスや中央アルプスの山々がくっきりと見渡せる絶好の晴天で、大パノラマの景観を堪能することができた。
4年前のリベンジ、ついに達成である。
宿に入り、かけつけビールを飲んだり、風呂を浴びたりとしているところに、群馬組の田中さんと小柴さんも無事に到着。
今回の夕食は座敷宴会ではなく、他の宿泊客と共にレストランでのテーブル・ディナーである。広々としたレストランでビールや焼酎を酌み交わしながらバイク談義に花を咲かせつつ、南信州の郷土料理を堪能した。
夕食後は、1つの部屋に集まって2次会。
奥本さんの解説によるアメリカ悠々自適旅行のスライドショーを拝見し、アメリカのスケールの大きさをあらためて実感したりした。小柴さんの「これじゃあ、日本は戦争に負けるわけだ!」のコメントに、一同笑いながら、深くうなずいていた(笑)。
2次会のあとは、夜空に広がる満天の星空をしばし堪能、明日も晴れであることを確信して、一同寝床に就く。
7月10日(日)
朝5時ごろに目覚め外を見渡すと、雲ひとつない晴天。
雲上の楽園「ハイランドしらびそ」 |
昨日に続いての素晴らしい大パノラマ風景である。せっかく天気がいいので、全員で念願の下栗の里に行こう、ということで決定。朝食を済ませ、記念撮影の後、朝8時過ぎには全員でホテルを出発。下栗の里に向け、バイクの隊列を走らせた。
もう少しで下栗の里の駐車場に到着しようかという時、菅原会長のバイクの前輪付近から白煙が上がり、きな臭い匂いが辺りに漂った。一同緊急停車し、白煙の原因究明が始まった。結果、フロントフェンダーの留め具が欠落し、フェンダーがフロントタイヤに接触していたことが判明。とりあえず応急措置して、まずは下栗の里の駐車場まで隊列を進ませることとなった。
駐車場に到着し、菅原会長はバイクの修理を開始、その他のメンバーはそこから山道を20分ほど歩いたところにあるという「下栗の里ビューポイント」へ。
険しい勾配のある山道を息を弾ませながら歩くこと20分...。そこには、急勾配の山の斜面にへばりつくようにして人々が生活を営んでいる小集落、「日本のチロル」を呼ばれる「下栗の里」の景観があった。
一同、しばし日常を忘れ、こののどかな景観を静かに眺めていた。
「下栗の里」を望む!!このビューポイントまでは、杉林の中のアップダウンを結構歩かなければならない。 |
下栗の里の駐車場でしばし休憩した後、ここで今回のツーリングの一応の解散となった。多くのクラブ員は、中央道を利用して帰路に着くとのことで、R152に出たところで皆とお別れとなった。私は、東名道を目指し、ヒョー越峠を越え、天竜川沿いを南下し、東名浜松より東名道にて帰路に着いた。
私ごとではありますが、このツーリングの途中で、我が愛車K1200LTが通算走行距離10万キロを達成しました。
達成の瞬間、無線を通じて、クラブ員より多くのお祝いのお言葉をいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
また、志村さんには、10万キロ達成を祝う記念写真用のパネルまで作成していただき、感激いたしました。ドマニ号が果たした通算走行距離20万キロ超えを、私の次なる目標にしたいと思います。
ジャスト10万!! |
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10万キロ達成、横溝さん
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