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2010年9月23日〜30日 北海道
横浜の中島
 
左より、R69S,R60/2,R60/2改、HONDAシルバーウィング(開陽台にて)

 9月になった、ある日、千葉の鈴木さんより秋の北海道を走らないか?それも旧車でと誘いがあった。私も夏には二度ほど走ったことがあるが、秋の北海道は大雪山の紅葉が綺麗だし初冠雪も見られるなどの情報を得て参加することにした。
 参加者名は鈴木(R69S)、寺本(R60/2改)、湯本(R75/5の調子が悪くスクーター)、それに私(R60/2)の4名だ。
 日程はシルバーウィークの連休を挟んだ9月23日〜30日となった。

   ※2006年の「北海道ぐりるツーリング」は→こちら

9月23日

        もっと大きい地図は→こちら

東北自動車道「佐野SA」を朝5時出発である。

我が家を3時に、R60のETCランプを確認し出発する。
佐野SAまでは横浜から約120kmだ。

 空の様子は、暗くてよく分からないが、本日の天気は、雨の予報だ。
 案の定、途中から、雨が降って来た。
 佐野SAひとつ手前の蓮田SAにて雨具を着用した。その時、ガソリンが大分減っていたが、予備にはなっていなかったので、次の佐野SAまでは持つと思い補給しなかったが、
これが大失敗!!

 途中、予備に切り替えとなり、何と!!佐野SAまで500mの所で、突然ガス欠になりエンジンストップ

 これにはあせった!!急遽、路肩に停車し鈴木さんに電話した所、「ガソリンを持って行くから待っていてくれ」との事。
私はバイクを押して歩いていき、鈴木さんと合流、燃料補給し事なきを得たが鈴木さんには感謝です!!


 SAでは、今回のメンバー、寺本さん、湯本さんが待っていてくれ、それに福島の斉藤さんが車で見送りに来てくれていた。

 5時ジャストに佐野SAを出発。

それからは、150km走るごとに燃料補給し、雨足がだんだん強くなっていく東北道を北にひたすら走った。








 東北道の最後のガソリンスタンド(これ以降最終出口まで150kmスタンド無し)で、レストランなどの設備が整っているサービスエリアとしては日本最北端の「岩手山SA」に、午後2時頃に到着した頃には雨が上がってきた。

 東北道より青森自動車道の「青森中央IC」を降りてから、青森駅前のビジネスホテルに到着し、シャワーを浴びた後、駅前を探索した。
 夕飯は駅前の大通りの「おさない」という定食屋でホタテ料理を食べたが、ここが大当たりで、ホタテの本場だけあって美味しかった。

今日は、横浜から青森まで高速主体といえ、殆ど雨の中を約720km、人間も窮車も良く頑張りました!!

9月24日

 今日は、いよいよ青函フェリーで北の大地「北海道」に渡る日だ。

出航時間は早朝4時30分だ。3時30分に起きて身支度をしフェリー乗り場へ15分程走り、青函フェリーへと乗り込んだ。


フェリー乗り場にて

陸奥湾航行中

函館山(ここから見る函館の夜景は有名だ)

 青森を出航し、函館までは4時間の船旅だ。

 函館が見えてくると、やはり口ずさむ唄は「は〜るばる来たぜ函館、さ〜かまく波を乗り越えて〜♪」ところが、さかまく波どころか、昨日の嵐のような天気が嘘のような秋晴れの天気で津軽海峡はべた凪だ。

 定刻、8時30分に函館に接岸し上陸した。

もしや、北海道ツーリング中の静じいさんがいるのではと思ったが見かけなかった。

 下船後、まず朝食と函館駅前の「函館朝市」まで走り、鈴木さんお奨めの食堂「茶夢(ちゃむ)」へ、ここで「イカ刺し定食」を頼んだが、出てくるサービスの小皿の多さにびっくり!それに、どれもが美味しい!ここも当たりだった。

 2015年に北海道新幹線が函館まで開通するらしいが、そうなれば、相当な賑わいになるだろう。

茶夢は「どんぶり横丁市場」にあった

イカ刺し定食の回りにテーブル狭しと小皿が並ぶ

 あまりにも天気が良いので、五稜郭タワーに昇ろうということになり、20分程走って到着!高さ107mの展望台に昇って見ると五稜郭の独特な形や函館市街が一望でき、はるか遠くの山並みまではっきり見えた。


五稜郭タワーの展望台から見た五稜郭。5つの頂点を持つ星型城郭が美しい

五稜郭タワー
新撰組グッズなどのお土産を売っていた。

五稜郭の見学を終え、次の目的は、昼食として長万部駅のカニ弁となった。

海岸沿いの5号線を走り到着した長万部駅はローカル駅そのもので、目的のカニ弁は駅の売店では売っておらず、駅前のカニ弁製造元「かなや」で食べたが、弁当の表面一杯にほぐしたカニが乗っており、これまた美味しかった。


長万部(おしゃまんべ)駅

それからは37号線洞爺湖に向かい、湖畔を右回りで半周し、今夜の宿泊地、ニセコを目指す。


洞爺湖湖畔にて休憩

周りに高い山が無いので常に「羊蹄山」を望み事ができる。

途中、正面に蝦夷富士とも呼ばれている羊蹄山(1898m)が現れ、それを横目に見ながら、北海道らしい雄大な景色を眺めつつ走り、秘湯の宿、新見温泉「新見本館」に到着した。

9月25日

 今日は積丹半島を回り、留萌まで走る予定だ。

日本海側の岩内市に出て、積丹半島を左回りで走り、途中、右折し、海岸線を走るので無く、峠越えとなった。

そのトーマル峠の峠道は整備されておりスノーシェルターなどは立派で、なんでこんな山奥で交通量も少ないのに不思議であったが、冬は相当な豪雪なのであろう。

スノーシェルター















 当丸峠


 峠を越え、海岸線に出て299号線を左折し、まず、神威岬(かむいみさき)を見学し、折角だからと島武意海岸(しまむいかいがん)も見学。
 どちらも奇岩や断崖の続く北国の岬らしい眺めであった。


日本海の大海原へとダイナミックにせり出した神威岬

歩行者用トンネルを抜けると、突然目の前に現れる「島武意海岸

  それから、来た道を戻り、5号線で小樽市に入り小樽運河を見学したが、「これが、あの有名な小樽運河?」という感じであまりも俗化されており拍子抜けであった。


観光客で賑わう小樽運河、どうしても横浜の赤レンガ倉庫と比べてしまう。

それからは、ひたすら231号線で左手に日本海を望みながら北に走り、夕方5時頃、留萌のビジネスホテル「コスモ」に到着した。

ここのオーナーは80歳をゆうに越しているらしいが、お客様の朝飯なども自ら作るほど元気で話も面白かった。

9月26日

 今日は、いよいよ、今回の旅の目的の大雪山の紅葉見物だ。

 途中、旭山動物園で有名な旭川市を通り、2時間くらい走ると先日の初冠雪で雪を抱いた雄大な大雪山が正面に現れ、ここを通るのは二回目だが夏場とは違い荒々しい。
 そうここは、30年前の夏にR100RSで新婚旅行の時に通った道でもあるのだ。


正面が大雪山連峰だ!!

 転勤で北海道在住のノムさんに電話した所、来てくれるということになり層雲峡の滝の所で待ち合わせとなった。

そこの駐車場に到着すると同時にR50でノムさんが現れ、それに、地元の日本酒まで頂いてしまった。

  ノムさんありがとうございます。

それからは、5人で「流星の滝・銀河の滝」を見学するが、紅葉は今一で殆ど見られない。例年はこの時期は紅葉全盛らしいが、今年は夏の猛暑のせいで遅れているようだ。


ノムさんが50/2で現れた

バックは「流星の滝・銀河の滝」


 それでは、もっと高い所であれば色づいているのではないかと層雲峡・黒岳ロープウェイにて黒岳5合目まで登ることになった。

101人乗りのゴンドラに揺られて上昇するにつれ、雄大な景色は素晴らしかったが、肝心の紅葉は所々に見られるもののそうではなかった。

 ただ、素晴らしい風景を望めることができ、天気には感謝しなければならない。


標高1,300mの黒岳5合目にて後ろは大雪山連峰

大雪山層雲峡ロープウェイ、往復1,850円

黒岳5合目にて

今夜の宿は目と鼻の先なので、早めにチェックインしようということになり、宿の入り口の林道の所でノムさんとはお別れになった。


ところが、その林道入り口で監視人がいて、ここから先は入山禁止と言うではないか!

聞くところによると紅葉目当ての車が狭い林道に殺到し身動きが出来なくなるので規制しているらしい。

この先の宿に泊まるとの説明したら、「定期バスと一緒に走って下さい」とのことになった。暫く、待つと定期バスが現れ、それを先導に後ろをバイク4台、宅急便のトラックと連なって走るのであるが、先導のバスが撒き散らす砂ボコリと排気ガスで先頭を走る鈴木さんが見えないくらいだ。

 特に排気ガスは凄く自然環境からも電気自動車にでした方が良いのではないかと思った。












 大雪高原山荘

10kmくらい走って、やっと、秘湯の宿「大雪山高原山荘」に到着。ここは登山客専用の宿らしく、登山客が沢山いた。


ここらは熊が出ることが多く、熊情報センターもあった。
そのお客も、日曜日のだということもあり、どんどんいなくなった。

我々は、宿の裏山などを探索し、温泉を堪能した。


下に見える屋根が宿の屋根で、後方の山は大雪山連峰だ。

9月27日

朝、起きて見ると結構寒く、温度計は0.5度だった。
ここは標高があるので仕方がないが、今まで走ってきた感じは関東地方の11月頃の気温ではなかろうか。
但し、天気が悪いと真冬並みの寒さになるので、冬装備は必要だ。

この日のルートは天気次第としていたが、天気も素晴らしく当初の予定通り、バイクのメッカ、開陽台を目指すことにした。

39号線で東に走り北見で休憩している時、メールにて私の初孫誕生を知った。
 同行の皆さんも喜んでくれて嬉しかった。

北海道でも指折りの景勝地、美幌峠(びほろとうげ)に到着。
ここ展望台からは背の高い樹木が少なく、屈斜路湖斜里岳などを一望でき、本当に素晴らしい。


屈斜路カルデラの外輪山にある標高約490mの美幌峠。

この駐車場で、地元の人より、開陽台に行くのであれば、是非とも多和平展望台(たわだいらてんぼうだい)を見たほうが良いとのことで、行くことにした。
 
摩周湖はパスし、北海道らしい直線が続く田園風景の中を走り到着すると、そこは日本一の大牧場ということで見渡す限り牧場と農園だ。
 そこで、途中のコンビニで買ったランチとなったが、青空の下でのランチは美味しかった。


360度見渡せる「多和平展望台にてランチ

それから、開陽台を目指すことにし、約30分走ると到着した。

私は2度目だが、前回の夏場と違いバイクは2,3台しかいなかった。

 
原野を360度見渡す大パノラマに圧倒された。

鈴木(R69S)
寺本(R60/2改)
 
湯本(HONDAシルバーウィング)
 中島(R60/2)
開陽台近くの 北19号道路、通称「ミルクロード」にて

ここからの展望は素晴らしく、国後島も見えた。

それからは272号線で南下し、今夜の宿、釧路に向かった。

釧路では、湯本さんのバイク仲間2人と居酒屋で食事し、つぶ焼きをご馳走になってしまった。

       ありがとうございました。















つぶ焼「かど屋」にて

9月28日

 今日は朝から天気が悪い。

ホテルを出て、まず和商市場に向かった。ホテルで食事を済ませていたので勝手丼は食べなかったが、軽くお土産を購入した。


和商市場

市場内はカニを売っている所が多い

それから、市内の湯本さん友人の職場を訪ねた。

その工場の片隅に古いバイクが何台もあり、陸王やBMWR2,R51などがあった。


BMW R51(1938-40)

BMW R2(1931-36)

お礼を述べ、本日の宿フラノに向かった。

最初は雨は小降りだったものの太平洋沿いを走る36号線では雨と強風で煽られつつ必死で走った。

とにかく36号線をひた走り、途中雨が止んだりもしたが、狩勝峠(かりかつとうげ)に差し掛かると濃霧と雨、それに風の3重苦の中をやっと越え、237号線に突き当たり右折し富良野を通り抜け、上富良野より十勝岳に向かって山道を登って行くのだが、台風なみの強風と雨の中やっとホテルへ着いた。

ホテル「バーデンかみふらの」は秘湯の宿ではなかったが、100%かけながしの温泉は良い湯だった。。

9月29日

  今日はいよいよ最後の日となってしまった。

私の提案で美瑛町にある故前田真三氏の写真ギャラリー「拓真館」を見学することになった。

出発時に標高があるせいか天気は悪かったが、美瑛の町並みを見下ろしながらワインディングロードを下ると雨も上がってきた。

拓真館の駐車場に到着し、丘に登ってみると、写真で見たことのある雄大な風景が広がっていた。ただ、秋だと言う事でもあり、花畑は少なかった。


拓真館近くの丘に登る

拓真館正面

その拓真館に展示してある美瑛の四季の写真はどれも素晴らしく、特に「麦秋鮮烈」の美しさに圧倒されてしまった。さすが生写真の迫力は違います。

美瑛を後にし、富良野を通るのであったが「ファーム富田」など有名な花畑がたくさんあるので見学したかったが、シーズンオフということでパスした。


道路わきの花畑

湯本さんがトラクターを多数展示してあるミュージアムがあるとのことで、寄り道することにした。

そこは、スガノ農機という会社が私財を投じて集めた世界のトラクターが「博物館・土の館」に所狭しと展示してあった。
 じっくり見ると、中々愛くるしく可愛いではないか。ポルシェのトレクターもあり、ポルシェがトラクターも作っていたとは知りませんでした。



トラクター博物館入り口

所狭しと世界のトラクターを展示

ポルシェのトラクター

1時間ほど見学し、237号に戻り苫小牧に向けて南下し、占冠(しむかっぷ)の道の駅で昼食にし、さらに南下。

日高で休憩し太平洋側に出て右折し、苫小牧のフェリー乗り場に16時頃到着、出航時間は18時45分なので、私一人で苫小牧市内を見学しようと苫小牧駅前を探索して戻ったら、すでに乗船準備が始まっており、他の3人に心配をかけてしまった。


苫小牧フェリー乗り場

 定刻通り18時45分に苫小牧を出航した。

9月30日

約19時間の船の旅を終え、無事、14時に大洗港に着岸したが、雨だった。


商船三井フェリー「サンフラワー」

その雨の中、常磐道に乗り、高速を使って東京を抜け横浜の自宅に帰った。

  今回は、セッティングしてくれた鈴木さん、寺本さん、湯本さん大変お世話になりました。

 全走行距離2400kmであった。
ビーパル親父(横浜の中島) 

層雲峡にて
左より、寺本(R60/2改)、中島(R60/2)、鈴木(R69S)、野村(R50/2)、湯本(HONDA シルバーウィング600cc)
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