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秘湯ツーリング
2009年7月25日〜26日 長野県・崖の湯温泉
千葉の吉野
 それは前回の林道ツーリングより帰宅した夜より始まる。今回の幹事を務めるはずだったO槻氏より連絡が入り「林道ツーの帰りにブツケられて事故ってしまった」との事。状況を聞くとPAから本線へ入ろうとしたら渋滞しており、仕方なく止まっていると、そこに、左追い越しをかけて本線に合流しようとした車に撥ね飛ばされたとの事。怪我の具合を聞くと肩の骨にヒビが入って全治5週間だそうである。

 確か当日O槻氏は御子さん達がプレゼントしてくれたヒットエアー(二輪用エアバッグ)を着ていたはずだ、お陰で軽いケガですんだのかと聞くと、雨で合羽を着ていた為に作動コードを付けていなく用を成さなかったらしい。それでも軽く済んだのはバイクが全損になりながらもO槻氏を守ってくれた様である、流石BMWのバイクは違うなと妙に感心。
 今回のツーリングは4週間後だし、温泉はケガの治りも良くするだろうから「誰かのサイドカーパッセンジャーかタンデムシートにでも納まって行きましょうよ」と誘うがダメなようで、「私の代わりに幹事を務めてくれ」と頼まれる。ケガ人に無理もさせられないので、電話にてOKと返事をしたらコースの説明をされ、後日、昼食場所の名刺とクラブ旗が送られてきた。全てO槻氏が予定を作成してあったので、私は、前日迄に人数の変更や参加者の確認し当日の幹事を務めるだけである。

7月25日

 前日いつもより早く寝たせいか予定より1時間も早く目が覚める。ETC車千円走り放題と子供達の夏休みのせいで高速道路の渋滞が予想されるので、予定を1時間早めて5時に自宅を出発、途中で給油をすませ第一集合場所の「談合坂SA」をめざす。

都内迄は順調に走るが中央高速は既に渋滞が始まっていた。渋滞の中をすり抜けながら7時20分に「談合坂SA」に着くと未だ誰も来ていないようなので車体に目印のクラブ旗を取り付け朝食へと向かう。

朝食を済ませてバイクの所へ戻ると何人かが到着していた。出発時間まで雑談しながら全員揃うのを待つがN島氏とS原さんそしてT澤さんが来ない。出発時間9時寸前にN島氏が到着し「途中、S原さんがサイドカーで渋滞に捕まっている、後30分位で来ると思う」と述べられた。


 今日はA元さんとW辺さんもサイドカーでの参加である。途中渋滞にでも遭うと第二集合場所で群馬組や大阪から参加のT橋さんを待たせる事になるので、ミーティングを行い、集まって居る人達だけで出発してもらい私が待つ事にした。

待っているとS原さんが15分遅れで到着「2時間同じ姿勢で乗っていたので体が辛い」と述べられていた。事情を説明して、少しの休憩の後、皆を追いかけてもらった。

30分待つもT澤さんが来ない。ソロのT澤さんが遅れているのはどうしてだろう。電話をかけてみようと暑いので脱いで置いてあった上着から携帯を取り出して気がついた、T澤さんから電話が入っている、それも8時9分に。「アチャー」前の日にマナーモードにしたままであった。電話するが走っているのか出ない、留守番にも切り変わらないので伝言も出来ない。宿の名前と電話番号は全員事前に会報を送ってあるので知っているはずだ。仕方なく皆を追って出発。途中、笹子トンネルでS原さんを追い越して第二集合場所の道の駅「こぶちさわ」に到着する。

そこには群馬勢とT橋さんが待っていてくれた。S原さんの到着を待つ間にT澤さんへ電話を入れると運良く繋がり「釈迦堂PA」で休息中との事で第二集合場所に来てくれるように伝える。昼食場所へ向かう時間に何とかT澤さんも合流し出発。全員、「八ヶ岳カントリーキッチン」に到着し皆でステーキ丼を美味しく食べていると、急に土砂降りの雨が降り出した。走っている時でなくて良かった。

八ヶ岳カントリーキッチン

昼食後は天気も良くなり、空いた田舎道をビーナスラインへと向かう。
 八ヶ岳の周りでは晴れていたのにビーナスラインは標高を上げるにつれ雲の中で視界も悪く寒い位である。ビーナスラインは有料でなくなってから路面の状態も悪くなっているようの気がする、道脇にはニッコウキスゲの群生が花を咲かせている、それを横目に見て和田峠より国道で塩尻峠を目指す。


右手にニッコーキスゲの群生

和田峠から国道へ出たところで後方より止まる様に無線連絡が入る。どうもH方さんの漆黒の愛機(R1150RT)と旧中島飛行機製作所製水平対抗4気筒(四輪)がニヤミスしたらしい。どちらも相対速度が低かったのでH方さんもケガもなく、しばしの事後処理の後走り出す。

塩尻峠より高ボッチ高原へと向かう。舗装はされているが林道と呼んだ方が良いぐらいの道で4輪が対向してくるとサイドカーにとっては大変な道である。何とか後ろもついて来ているので、途中、右折し鉢伏山(はちぶせやま)へ向かうが、雲の中で何も景色が見えない。終点の駐車場で後続待つが誰も来ない、どうも、途中断念し宿の方へ向かったらしい。私も早々に山を下りると途中でA元さんのサイドカー、N島さん、T橋さんとすれちがい頂上に行っても何も見えないので宿に向かうと伝える。


 高ボッチ高原に戻り分岐点でN島さんら待っているとA元さんのサイドカーにトラブル発生の無線連絡。待っている他の方達には宿に向かってもらい引き返して現場に到着すると、新しく着けたハブステアが段差を乗り越えた衝撃で曲がってしまったようだ、スピードを出ていない状況が幸いしてケガがなくて安心した。

その場に居たN島さん、T橋さんの協力でカーブから安全な所へと移動して、サイドカーは業者がその晩に積載車で引き上げる事となったので、その場所に置いて宿へと向かう。

先に宿へ着いたメンバーは雨に降られる事無く着いた様だが、我々はトラブル処理中に雨が降り出したため、合羽を着込んで4時半頃に何とか本日の宿「薬師平茜宿」【地図】に到着。

その後は秘湯を堪能して楽しい宴会、部屋での2次会と楽しんで10時にはお開きとなった。

いつもいつもの宴会模様で〜す(^^♪


7月26日

朝方の4時頃大きな雨音に天気を心配していたが、朝起きると青空が見えており天気予報は晴れ。

朝食を済ませ玄関前で集合写真を撮ってから解散。

宮野さんのDSK、前回の林道ツーにも参加大したもんです!!

●DSK A50(R51のコピー)  主要緒元●エンジン 空冷4サイクル水平対抗2気筒 OHV ボアストローク68×68mm 総排気量494cc 最高出力25ps/5,800rpm ●寸法 全長:2,140mm 全幅:790mm 全高:965mm 乾燥車重:190kg
普段はリヤシート(左側)、それを開くと荷台に早代わり(右側)BMWには無い、日本人的発想。

めいめい好きなルートで帰宅するが、数人が今日は天候も大丈夫そうなので、O槻氏お薦めの絶景を拝むべく再度、鉢伏山を登る。高ボッチ高原迄は晴れており塩尻方面やそのむこうのアルプスも綺麗に見えていたが、鉢伏山では又、濃霧の中で何も見えず。(残念)


鉢伏山にて、濃霧で何も見えず!!

諦めて塩尻峠方面に下り、高速入り口手前のGSで給油と休憩の後、群馬組みと分かれて10時に中央自動車道へと入る。午前中なので上り方面も渋滞も無く走るが、ピーカンの天気で高速は走っていても暑い、あの高原の涼しさが懐かしく思いながら15時に自宅へ着く。

     2日間での走行距離700km.

参加者名】井形、中島、吉野、土方、岩瀬、村岡、高橋、秋元、福田、西條、須田、生馬、菅原、小柴、田中、瀧澤、宮野、渡辺
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