18日
5時半に家を出ると、天候は曇りで予想より寒く身の引き締まる思いだ。二輪での遠乗りは前回のボクサーラリーから4〜5年振りで、今回はR69Sの試運転を兼ねているので、きちんと動いてくれるか少々気掛かりだ。待ち合わせの東名「海老名SA」に向うと、早朝の為か環八通りもスムーズだ。愛車R69Sも順調に走り、東名に入りスピードを90`くらい出し、総ての部品がきちんと仕事をして居るかエンジンの音を聴いたり、アクセルを開けたり・閉じたりしながら海老名SAに着くと一番乗りだった。暫く一人で時間を過ごし、のんびりした気分で仲間を待った。
集合時間の8時近くに成ると続々と集まり、顔は見覚え有るが名前の判らない人、暫らく振りに逢う人など懐かしい人が多い、これも私がクラブ行事に最近参加していない為か。
幹事役の志村さんの説明を聞き出発。
私は、すでにこの持点で手の指が痛く、如何にバイクに乗っていないのか、それとも年のためなのか。
愛車R69Sの調子は上々で、富士川SAで燃料とトイレタイム。そこでバイクショップの神山さんも、手の指が痛いと話していたので神山さんが痛いなら私が痛いのは当然のことと思い納得。
志村さんと神山さん |
ここのSAでも、ボクサーラリーに行く何人かの懐かしい人に出合い雑談。
次の休憩浜名湖SAに向け出発。この間もR69Sは順調に走行
(この後、嫌なことが起こることも知らないで)
浜名湖SAで燃料を入れ、私の燃料は、浜名湖名物うな丼を黒田さんと食べるが二人の感想は同じで「ガッカリ」。
食事も終わり、さぁ〜出発とキックを踏むが、何度踏んでも掛からない。押し掛けをした方が早いだろうと、鈴木(一)さんと黒田さんに押してもらい、やっと掛かりホットする。
それから、時々エンジンが咳き込むようできちんと仕事をしていないようだ。特に桑谷山荘の手前の山道のカーブでエンジンが止まりそうな感じで車体を寝かすのが怖くなり、エンジンが止まらないように祈るのみ。
「しっかり仕事しろ」
やっと桑谷(くわがい)山荘の駐車場に到着。
右手が桜の木、満開だと本当に綺麗だ。 |
先に着いていた菅原さん、神田さんに挨拶をし、土手の桜を見上げたら、花は散って葉桜になっていて、ちょっとガッカリ。黒いバイクにピンクの花びらが散る様は絵になり楽しみにして来たのに残念。
時間が早い為か、到着している人が予定の3分の一程度で全体では30人弱か。
私はバイクの置き場を移動しようとキックを踏むが、何度踏んでも掛からず、浜名湖の時と同じようだ。
時間はたっぷり有るので、きちんと調べた方が良かろうと早速プラグを外し火花が出るか調べたら火が出ない。そこで、オカメを外すことにし、自分の工具より数多く持っている鈴木(一)さん、ほか、ギャラリーの方々からもいろんな道具が続々と出てきた。私は手を退き、菅原さんと鈴木さんに任せ勉強することにした。
色々見る中にコンタクトブレーカーのUの字形の板バネがブレーカーより外れそうになっていた。バネを定位置に戻すと、プラグも火が出てエンジンも掛かり一安心、
(この後、また・また・嫌なことが起きることも知らないで
6時30分から宴会が始まり。神宮司氏の話が有りボクサークラブの会員の富井さんが亡くなったので乾杯を止めて献杯で始まり、我がクラブの高橋会長が東の代表として挨拶し、「第37回BMWフエスティバルin那須」の参加を呼びかけ、会長の仕事をしっかりやりました。
(西の代表の名前は覚えていない)その後、色々有りましたが長くなるので省略します。
会長、フェスティバルをしっかり宣伝 |
いつもの宴会風景です(^^♪ |
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19日
朝6時に起き、二日酔いにも負けず、朝食も完食。9時より参加者全員での記念撮影やクラブメンバーでの撮影後10時頃出発。
浜名湖SAで燃料給油とトイレタイム。会長、菅原さんは一足先に出発、会長は前日に岡山からユニック付のトラックにサイドカーを載せ、菅原さんは、軽自動車に神田さんとバイク二台を乗せての出発。
次の休憩は富士川SA、そろそろ、私も出発しようとすると、又、エンジンが掛からない。前回と同じ押し掛けしたが今度は掛からない。ここで応急処置しても走行中に動かなくなるかも解らないので会長のトラックに乗せてもらった方が良いだろうと鈴木さんが会長に連絡を取る。
ところが会長は先に出発していたので、二つ先のインターまで行ったようで、一旦高速を出て、又入り直し、こちらに向うと言うことで大迷惑をかけてしまった。
会長が来るのが分かったので、志村さんらクラブ員の皆さんには出発してもらい、私は心細くバイクや車を眺めながら会長を待っていた。
程なくして会長が見えた時はホットした瞬間でした。
お礼を言い、バイクを車に積み込むのを感心しながら見た。
こういうのは初めてのことだからユニックを扱う会長の手際の良さ、見ているうちにゲームセンターのクレーンで物を掴み取り、旨く取れずに落とすシーンを思い出し、もしも落ちたらと・・・一瞬思った。
隣に止まっていた自衛隊のトラックの中から隊員が作業をじっと見ていた。
無事に積み込み出発。クーラーの効いた車内で会長と雑談をしながら帰途に着く。
家に着いたのは4時頃だった。まだ明るいので、早速修理を始めオカメを明けコンタクトブレーカーを見るとバネは外れていない。懐中電灯で良く見ると髪の毛より細い針金が1,5cmほど出ていて、それが、アースした様だ。ピンセットで引き抜きキックを踏むと大きな火花が元気良くでた。
今回の事では、大変迷惑をかけ高橋会長・クラブの皆さん有難う御座いました。
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