9月14日 日曜日 AM6:00
自宅前で出発のための準備をしていると、曇り空からぽつぽつと冷たいものが落ちてきた。天気予報によると東京地方の雨は午後からのはずだ。一瞬、クラブ員から「嵐を呼ぶ男」と恐れられている、ある人の顔が頭に浮かんだ。今回は異例なことに事前に参加者が発表されていないので、その人が参加するかどうかは分からないのだが、その人には先月のツーリングで200キロ以上離れた場所から「洗車」とゆう呪術を使い、雨を降らせたとゆう実績があるのだ。
合羽を着るかどうか迷いながら、中央道、圏央道、関越道を走り、集合場所の「高坂SA」へ到着した。すでに多くのクラブ員たちが集まっており、急な訃報で参加できなくなった岩瀬さんも、愛車のR69S+SCで見送りに来てくれていた。
「高坂SA」を7:20頃に出発し、次の休憩地である「駒寄PA」へ向かう。
そこで群馬の方々と合流して、参加者の全容が明らかになった。ここへきて初めて判明した参加者は、今回幹事を引き受けてくださった大槻夫妻をはじめ、秋元夫妻、土方夫妻、須田夫妻、小柴夫妻、吉野夫妻、事務局の鈴木さん、会計の奥本さん、長老の古本さん、病み上がりの志村さん、管理人の中島さん、遠く大阪から葉山の高橋さん、練馬の福田さん、町田の福田パパさん(この後すぐにジジ)、立川の水野さん、そして今回最も若輩者吉川の総勢22名となった。
見送りに来ていただいた、菅原さん、宮野さん、群馬の田中さんに別れを告げ、全員揃って出発する。
休日のため車が多く混んではいるが、なんとか流れに乗って関越トンネルを抜け、次の休憩地である「越後川口SA」に到着した。
ここでは皆さん給油をしたり、トイレに行ったりとそれぞれの時間を過ごした。このあたりまで来ると、空は明るくなって薄日が差してきたので、合羽を脱ぐ人もいる。今回「あの人」の神通力も山の神の前では十分に発揮できなかったようである。
休憩も終わり、出発した直後に○方さんが立ちゴケをした。とっさにタンデムしていて放り出された奥方よりもバイクをかばったのは、まさにバイク乗りの鏡である。
その後、長岡ジャンクションから北陸道に入り、「米山IC」でやっと高速を降りた。そこから昼食予定地の「日本海フィッシャーマンケープ」までは、日本海を左手に見ながら国道8号線をひた走る。いつの間にか日差しは強くなり、汗ばむほどの晴天である。
フィッシャーマンケープ駐車場にて |
昼食場所へ着くと、そこには人数分の刺身定食がすでに並べられていた。そのおかげで食券を持ちながら列を作っている団体を横目に、楽しい昼食となった。大槻幹事の手際よさに感謝感謝である。
食後の休憩の後、再び海沿いの道をのんびりと南下すると、右手に休憩予定地の道の駅「マリンドーム能生(のう)」が見えてきた。そこは大変な盛況で広い駐車場も混雑し、止める場所を見つけるのも一苦労した。場内は名物のカニをはじめ魚介類が所狭しと並べてある。今夜は泊まりだし明日も来る予定なので、一通り冷やかしてから程近い宿泊地の「笹倉温泉龍雲荘」へ向かうことにした。
「笹倉温泉龍雲荘」に到着後、宴会の時間までは源泉掛け流しの湯にゆっくりと浸かり、長旅の疲れを癒す。ここの源泉は飲用すると通風、消化器官に効果ありと看板に書いてあった。「通風愛好会」と「ポリープ委員会」の会長は、何杯もお替りをしたことだろう。
定刻になり宴会場のステージで記念撮影をしたあとで楽しい宴がスタートした。コの字型に並べられたお膳に、奥方様たちが一列に並び、まるでそこだけがお花畑のようであった(汗)。
宴会が進む中、自己紹介も行われ、楽しい時間が過ぎて行く。宴会が終わり、2次会にも多くの方が参加されたが、ここでの話題はバイクではなく、健康問題が中心で、それぞれ持病の自慢話?に花が咲く。志村さんが奥さんにバラの花50本を贈った話を披露した時には女性陣から歓声が上がっていたが、当時はよっぽど具合が悪かったのだろう。
翌15日は敬老の日とゆうこともあって、長老の古本翁(82歳)のお話を全員でありがたく拝聴した。中には手を合わせて聞いていた人もいたが(すみませんウソです)、なにしろこの人はクラブ員全員の目標なのである。
翌日は宿の前での現地解散となった。福田パパは息子夫婦の住む富山へ向かうとのことだが、なんと初孫の予定日が明日なのだそうで、みんなから祝福されていた。直帰組の人たちは、昨日寄った「道の駅能生」でお土産を仕入れてからすぐそばのICから北陸道に乗り、それぞれの帰路についた。
幹事の大槻さん、良い旅をありがとうございました。またよろしくお願いします。
※帰りが一緒だった○柴さん、巡航速度が合わず御迷惑をおかけしました。上り坂のことは頭にありませんでした。(笑)
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