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第40回 サイドカーフェスティバル
2008年5月3日〜5日 三重県・伊勢志摩
金子

 利根川河川敷にてキャンプ形式で始まった第1回サイドカーミーティングは、その後ホテル形式に変わり第10回白樺湖、第20回東京、そして第30回目からは伊勢にて5年毎の記念大会として回を重ね、本年は第40回でその記念大会となり伊勢志摩で開催されました。
       ■日本サイドカー連盟のホームページは→こちら
                ■サイドカーについては→こちらをご覧ください。

●サイドカー仲間に感謝

5月3日、前日から降り続く雨の中、午前3時に和光市自衛隊官舎前に杉山さんと合流。パッセンはいつもの中里充ちゃん。時折強く降る雨の中、環8から東名海老名SAへは空が白み初めた4時半頃に到着。

 暫くして大槻さんが到着、電動キャノピーが開き奥様も登場。続いて田中幸ちゃんは神作さんと、斎藤武ちゃん、山田さんはパッセン無しで一同揃い出発。

 今回は、車検整備に併せクラウザー4バルブに戻す予定が時間切れで元のオリジナルヘッドに戻したりでドタバタ騒ぎの中、前日やっと工場より自宅に戻って来たもののアイドリングが不安定で不安を抱えての出発です。

 御殿場手前で早くも渋滞18Kmの表示が……。渋滞の中、度々、上り坂で再スタートするうちセルが弱くなり、そのうち、回転音も消えてしまった。路肩に寄せレッカーを呼ぶべく電話番号を調べているところへ、武ちゃんが先行グループヘ電話を入れたところ、山田さんが予備バッテリーを積んでいるとのこと、500m前方より徒歩にて運んでもらい1発で再スタート。少しは明るい兆し。

それにしてもバッテリーの予備まで車載されていた山田さんに脱帽。

休憩所となった富士川SAでキャブを分解しプラグも新品と交換。ここでスペアプラグのうち1個は手で入らず新品の中にも粗悪品があることを知り、スペアは余分に携帯したことは正解でした。

伊良湖岬へは東名を降り、浜松ICからR1バイパスへ向かう。今日で浜名バイパスも無料となり天気も一時的に回復。今回一番の清々しい気分を満喫することになった。

 伊良湖までは意外と距離があった。伊勢湾フェリー乗場で待機している乗用車はゴールデンウィーク最中のため溢れ2時間後の乗船に。




鳥羽ではまた降り始めた小雨の中、約1時間で会場の神宮会館地図】に到着。前回来たときは無かった駐車ビルの最上階に誘導され、受付を慌ただしく済ませ部屋に直行。


●フルバンドの宴会で盛り上がる

 夕食は6時。時間も無く風呂も早々に会場へ行くと懐かしい顔ぶれが溢れている。
 ビールや日本酒が進む中、息子は隣のロシア人カップルに「ウラルに乗って来たのですか?」と尋ねると「良く分かったね」と会話が弾む。

 パーティ会場では今回、バンドがスタンダードナンバーから演歌まで広いレパートリーを演奏。さて、地元有名歌手と言えば鳥羽一郎。そこでバンドマスター歌う「兄弟船」は和太鼓をバックに大迫力。また、小見会長も踊りの輪に加わり、元気回復をアピール。

 さて我々といえば大槻さんは、スイングに合わせダンス相手となった椅子を廻し軽やかなステップさばき、演奏の合間には恒例の抽選会が行われ充ちゃんの番号がコールされるものの不在のため幻の当選者になってしまったのは残念。

●いつもの修理ング

 翌朝はツーリング日和の見事な快晴。朝食もそこそこに済ませ、整備が早々に終われば本日のミニツーリングと予定するも、杉山さんにスロットルワイヤー、キャブなどを調整してもらうものの改善せず。すると菅原さんが助太刀に。メインジェット等を分解組み立てするものの相変わらず不調。始動性が悪いためチョークを引き始動させると「分かった!ガスが不足したところで強制的にチョークを引いて濃くして掛かるようになるのはバルブが突き上げが原因。皆を呼んでカーを外しバルブの調整をしよう」との声に全員が集まり、インチスパナ、ジャッキ、ボックスレンチ、シックスネスゲージ等が集められ、あっと言う間にヘッドカバーが外されました。

 タイミング調整の後、カーを取り付けエンジン再始動すると本来のエンジン音と力強さが戻りました。

 菅原さんはボクサーエンジンー筋、40年近くのキャリアーならではと思った次第。BMサイ
カー仲間は頼もしく、また有り難いものと改めて実感。

 集まった皆さんとは昼食時まで修理ングに付き合ってもらったので本日のツーも中止となり、会館前の切り妻屋根の木造家屋のひと昔前の風情が残る「おはらい町」とそれに続く「おかげ横町」へ昼食を兼ね町歩きへと予定変更。


 ご馳走屋とお土産屋が所狭しと続く、町並みは原宿並の混雑が続く中、昼食場所を捜すものの、どの店も長蛇の列。数十分並んで入った「手こね茶屋内宮店」で私は「手こね寿司定食」
息子は「うにめし」を注文。もちろん美味かったが、伊勢名物の太い麺に濃そうな汁の伊勢うどんも美味しそう。

 食事も終わりおはらい町通り終点にある「赤福」では世間を騒がせた過去がウソのような盛況振りである。日待ちしないため神作さんは、皆を代表して翌朝5時開店の本店へ行く事となった模様。

さて、おかげ横町に戻ると太鼓櫓から男女混合の専属太鼓演奏チームが迫力ある演奏で祭りのような雰囲気。


 暑い日差しの中、歩き疲れ神宮会館上にある相撲場で開会されているサイドカーショーに移動し、目新しいサイドカーはどれかな?と見て歩く中にGSのサイドカーが目を引く。今回、新聞社発表によれば250台集結されたとの記事が掲載されたとか。

 閑話休題。以前のサイドカーと言えば、陸王、メグロ,C B450, WI,など500CCクラス以上の国産車やトラ、グッチなど欧車に取り付ける場合が多く、純正のサイドカーはハーレーが主流。BMは大型のカーヘはT R 500かワトソニアン、R26/27にはL S 200が取付けられるパターンがほとんどで、一部のマニアが太陸を付けていました。

全体から見ればBMは少数派であったことを思い出します。かつてのサイドカー仲間は自分自身で整備したり、磨いたりとバイクライフを楽しむこととしていた時代でしたが、近年はガソリンスタンド店員に洗車させ自身は乗るだけであったり電飾ギラギラに着飾りャラリーに見て貰いためへ特化したりとか楽しみ方は時代を感じさせます。

●最終日は未明から雨音が・・・

 前日の天気予報では夜半から降る予報のため、夕食前に階下の屋根付駐車スペースヘ空きを確認し移動にておいたことは正解となりました。

 山田さんと幸ちゃんは渋滞を避け食事を取らず明け方に出発した。見れば幸ちゃんの布団は入り口の板の間に、大きな軒が聞こえなかった訳だ。

 食事も早タに小雨の中、出発し烏羽フェリーターミナルヘ向かうと途中、私のパニアケースが外れかかっている、ベルトを再度締め直し出発。高速上でなく良かった。カチッと締めても外れ易くベルト締めとの二重ロックの必要性がやっと理解できました。

 浜名バイパスでもカッパは外せなかったものの、見上げた先には浜松名物の凧が無数に泳いでる。今日は浜松の凧揚げ合戦日。天気の影響か交通規制の警察官は多いものの人の出足は今一つのようで順調に高速へ入る。

 ここで最後の試練が待っていた。途中トンネル内で4重衝突に出会いまたも渋滞にはまってしまった。もう渋滞は懲り懲りと御殿場で降り、道志から大月へのルートヘ変更をしたものの、寵坂峠でまたしても渋滞。その後は20号線合流手前、高尾でも渋滞に遭遇。圏央道ハ王子ICから関越道所沢へと大回りで迂回し自宅へは雨が続く中、午後9時にやっと帰宅となりました。

 今回、車検整備したのに「エンジン不調」行きも帰りも「渋滞に弱い空冷エンジン」渋滞の中「擦り抜け出来ないサイドカー」は暫く見たく無いほど十分堪能させていただきました。

       でもサイドカーは楽しいな(^^♪

レポーター:埼玉県・金子
【参加者名】杉山、中里、金子、息子(竜彦)、千葉の山田、千葉の田中(幸)、斉藤(武)、神作、風見、奥様、大槻、奥様、以上12名。

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