2007年7月28日〜29日 山形県・白布(しらぶ)温泉 日野の吉川 |
朝起きると生憎の曇り空、現地の予報は芳しくないが降ってなければめっけものだ。 首都高で都心を抜けて集合場所の東北道「佐野SA」へ向かうが、土曜日なのに渋滞が続く、到着したのは集合時間ちょうどの8:00。すでに志村さんの「喫茶ドマーニ」は盛況だった。次回は軽食等も用意していただけると嬉しいと思う。 高橋会長と会計奥本さんの笑顔も見える。お二人とも前回のツーリングでのアクシデントで怪我をなさったが、とても元気そうでなによりだ。 ふと見ると菅原さんと清水さんが乗ってきたはずのサイドカーが、ガソリンスタンドの手前にぽつんと置いてある。だが本人たちはここにいる?、事情を聞くとエンジントラブルで乗っていくのは無理だとのこと。その直前には古本さんが方向転換中に立ちゴケしたそうだが、幸いケガもなく元気そうだ。結局、菅原さんは吉野とタンデム、清水さんは志村さんドマーニのパッセンジャーとして出発することになった。サイドカーは仲間が引き上げに来てくれるそうだ。 会長の挨拶、事務局の鈴木さんから今回初参加の福田さんが紹介された後、みんなで元気よく出発である。総勢22名の大所帯は東北道を北上し途中、上河内SAで小休止ののち、今回のツーリングナビゲーター福島の斉藤さんが待つ白河ICへ向かう。料金所を出ると斉藤さんがいつもの笑顔で迎えてくれた。今日もベッカムヘアーが決まって男っ前である。 白川ICからは昼食の場「強清水(こわしみず)」へ向かって、国道294号線をひた走る。先頭は当然福島の斉藤さんだが、これがまた速いこと速いこと。まるでR50にターボでも積んでるようだ。そんなわけであっという間に「強清水」に到着し、入った食堂「元祖・清水屋」には見覚えがあった。それもそのはず、去年10月のクラブツーリングでも立ち寄った店だった。天ざるを注文したのだが、付いてきたてんぷらは山の中にもかかわらず「イカ」と「ニシン」。特に「イカ」はスルメを水で戻してからてんぷらにしてあるようで、なかなか美味しかった。 昼食が終わった頃、富山から来た福田Jrが合流。時間が無いからと昼食をとらせてもらえず、誰かから貰ったマンジュウを頬張りながら磐梯山をめがけ出発。 猪苗代湖を右手に、磐梯山を前方に眺めつつ、快適なワインディングをひた走る。会津若松を抜け、459号線へと入って行くと、こんどは桧原湖が右手に見えてくる。展望台のような所で小休止の後、出発しようとすると高橋会長がゴロンと転がり、バイクの下敷きになってもがいていた。サイドカーのつもりで油断したようだ、2、3人が駆け寄り無事救出に成功した。 さて宿には着いたものの、日帰り温泉を楽しむ車で駐車場は満杯だったので、駐車場でしばし談笑しながら空くのを待っていたが、そのとき事務局鈴木さんの愛車が始動不能になってしまった。バッテリーが弱っているらしい。さらにエンジンオイルも不足しているとのこと。運悪く誰も予備のオイルを持っていなかったため中島さんが心配して、てんぷら油ではダメかと提案していた。 今回の宿「白布温泉・東屋(ひがしや)旅館」はたいそう歴史のある旅館だそうで、数十年前に火事で喪失しまったのだが、それまでは何百年間も続いた歴史的建築物だったそうである。(奥本さん談) 温泉は当然源泉掛け流しで、湯量も大変豊富だ。露天風呂で今日の激走の疲れをゆっくりと癒し、宴会に備え鋭気を養う。 宴会場はめずらしく椅子とテーブルで、その上に御馳走がずらりと並んでいる。
会長の挨拶の後、古本さんの乾杯で宴会が始まった。途中、恒例のアミダくじで盛り上がり、福島の佐藤さんからの美味しい日本酒の差し入れもあり、皆さん心地よく酔いながら白布温泉の夜は更けていった・・・・。 7時に朝食を済ませ、8時半に玄関前で集合写真を撮り、会長の挨拶を聞いて、いつものように現地解散ということになった。 心配だった事務局鈴木さんの愛車は、押しがけで一発始動し皆をほっとさせる。その後、皆さんそれぞれのルートで帰路につかれたが、私は志村さん、小柴さんら数名の皆さんと共にラーメンを食するため、喜多方へと向かった。
そんなこんなで相談した結果、そのままの状態で騙し騙し小出ICに向かうことになった。(この件に関しては小柴さん本人からレポートがあると思う)しかし「小出IC」は地図で見るより実際には遠く、途中山越えもある。やっと着いたと思った時には時計の針が4時を指していた。早々に関越に乗り、福田Jrは新潟方面へ向かい、小柴さんら群馬組とは高崎で別れ、私と志村さん、初参加の福田さんの3台は東京を目指した。ところが道中ずーっと大雨に祟られ、雷まで鳴り出した。 3台は「高坂SA」で待ち合わせの予定だったが、「上里SA」手前で一段と雷雨が激しくなり、視界もまったくきかずに福田さんともはぐれてしまった。もうパンツまでずぶ濡れになりながら、開き直って走り続ける。ボロボロになりながら自宅に辿り着いた時には、9時半をまわっていた。 散々な目にあったツーリングだったが、困難が多いほど思い出も深くなるものである。最後には新しく開通した圏央道と中央道とのジャンクションも通過出来たことだし、まあこれで良しとしようと思う。 |
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リポーター・日野の吉川 | |||||||
【参加者名】高橋会長・鈴木事務局・奥本会計・大槻・斎藤(房)・菅原・清水・秋元・中島・土方・古本・小柴・前野・田中(征)・吉野・福田(好)・水野・岩瀬・須田・吉川・田中(章)・志村・福田好紘・オブザーバー福田敏明。 | |||||||
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