クラブの歴史上はじめてのレディース同伴ツーリングが6月2日から3日にかけて挙行されました。
　目的地は関越道IC「塩沢石打」の近くの“秘境温泉・神秘の湯”と云われる大沢山（おおさわやま）温泉です。
　この温泉地は東京練馬からだと180キロ程度で意外と近いのです。しかしそこは幹事の大槻さん,藤岡から上信越道に入り大きく左からのぼるコース、途中、栗と北斎で有名な小布施（おぶせ）に立ち寄り、昼食とたっぷりな休憩をとるプランを用意していただきました。

　参加したのは、夫婦（めおと）組が土方さん・大槻さん・葉山の高橋さん（以上は車）、志村さん（ドマーニ）、須田さん・福田Jr・福田（以上はタンデム）の7組、一方単身参加は中島さん・古本さん・吉川さん・前野さん・水野さん（以上はソロ）、小柴さん・岩瀬さん・群馬の田中さん（以上はサイドカー）の８名、総勢22名でした。
　一緒に旅を楽しむことが共通の想いであり、参加の仕方が各人それぞれなところが正に当クラブの自由な雰囲気そのものです。

関越道「高坂SA」にて

　第一集合場所は関越道「高坂SA」で、ご婦人が仲間に混じるとさすがにいつもと比べ場が華やかです。第二集合場所の上信越道「横川SA」で、群馬3人衆と合流し、一路北上。幸い天気もよく日差しも穏やかな新緑の信州を走り、久しぶりのツーリングに心うきうきであります。印象に残ったのはタンデムの須田さん・・・奥さんがご主人にしっかり抱きついて乗っておられた（ように後ろを走っていた私には見えた）ので、心ほのぼのであります。

　やがて長野を過ぎて次のIC「須坂長野東」で高速を降り、そこで我が息子夫婦が合流。可愛い嫁さんと久しぶりに再会し元気な笑顔にひと安心です。
　

その後どこを走っているのか分らぬまま、気がつけば眼前に忽然（こつぜん）と旧家風の屋敷群が現れました。小布施堂界隈といわれる一角です。そこの酒蔵の一部にあるレストラン蔵部（くらぶ）でうまい魚の昼食。1時間ほどの自由時間があったので、私たち親子は北斎館で思いもかけず浮世絵を鑑賞することができました。

小布施（おぶせ）にて、

　あとは117号線にのり秘湯大沢山温泉めざしてまっしぐらであります。道はずっと大いなる信濃川とつかず離れずで走りますが、横目でみる川面は水量が豊富で、まさにとうとうと流れております。ゆったりとした流れは不思議と見る者の気持ちを穏やかなものにしますね。

さて、到着した宿は山中一軒家の「大沢館」。我が家ほどもあろうかと思われる山門風のりっぱな門をくぐり、１畳ほどの飛び石をトントンと下ればようやく玄関で、谷に面した斜面に建つ木造３階の本館、さらに奥に離れもあるようです。


　玄関に入れば左手の大きな水槽に冷えた夏野菜や果物が浮いており食べ放題。先の山門では焼き芋を配っており、御婦人連はすかさずゲット。
　当館は風呂場の手前にも味噌田楽、どくだみ茶、アイス等がおいてあり勝手に食べてよい。温泉湯を飲ませるところは多々ありますが、ここはまことにユニークなもてなし。そして風呂がよい。渡り廊下の先、天井に見事な梁をみせ前方は開放されて遮るものもなく、はるかに越後三山の稜線を望みながら・・・ぽくぽくと流れる大きな湯につかればまさに極楽であります。家内に聞けば、隣の女湯も同じ造りでやはり大満足とのことでした。

当館は人気が高い由、宴会場が予約できず大槻幹事長も気に掛けておられましたが、入館後たまたま使えることになり広い和室を貸切となりました。高橋さんの司会、須田さんの奥さんの音頭で乾杯、和やかに宴会が始まりましたが、最初に息子夫婦がクラブからの結婚祝いを頂戴致しました。
結婚式のときは事務局鈴木さんからクラブの祝電を頂いており重ね重ねの御気遣い本当にありがとうございました。
　宴会の方は　湯上りの御婦人連をまじえてお酒も進み談笑が途切れることもありません。私はお酒のほうを快調に飛ばしすぎて料理の方の記憶が殆ど無い始末ですが、家内はおいしい料理だったと申しております。二次会は囲炉裏のある部屋に移り談笑が続きましたが、お開きになった時間もこれまた定かでありません。ともかく楽しい一夜でありました。

　翌朝は快晴。幹事長の女性お化粧タイムの配慮あり、出発時間はいつもより１時間ほどゆっくりとなりました。山門前でにぎやかに記念写真をとりまくり、ここで一応解散と相なりました。

大沢館で記念の一枚、皆さんいい顔してます。

上州名物のまんじゅう屋「大阪屋」にて

　初めてのイベントは大成功で参加の皆さんそれぞれに満足されたと思います。これも秘湯の会の大槻幹事長の周到なご手配のおかげであります。ありがとうございました。同行の皆様お世話様になりました。次の機会をまた期待しております。

（BMWツーリングに初めて参加）：福　田（内）

　楽しかった様子が一目でわかるような顔をしてツーリングから帰ってくる主人を見る度、この年齢にして新しい楽しみができて幸せなことと思っておりましたが、その楽しい会へ同伴OKとのこと。「何が楽しいのかしら？」と私も覗いてみたくなり参加させて頂きました。

　年齢・職業みなさまざま、上下関係もしがらみもなく「バイク」ということのみの繋がり、だから「純」になれるのでしょうか。それが大きな魅力？！
殿方も奥様方も皆様素敵な方ばかりでした。私も楽しい幸せな気分になりました。温泉もよかったし！！

　年に２回位奥様参加OKということにして頂ければ嬉しいのですが・・・そして今回ご参加できなかった奥様方、次回のお誘いがあったら是非ご参加下さいね。
皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

　お世話役の皆様ありがとうございました。最後に皆様のご健康と安全を願っております。拙文にて失礼いたします。