米塚阿蘇パノラマラインにて
 今年のBMWフェスティバルは九州で開催されることになり、ついでに、九州一周を計画。千葉の鈴木さん、奥本さんに声をかけた所、八泊九日の日程にもかかわらず、直ちに快諾。中島と鈴木さんにとっては、8月、50年前の旧車にて本土最北端の宗谷岬を制覇し「次も旧車で、本土最南端・佐多岬だ!」と決めていたので、達成できたときは感慨深いものがありました。今回も天候にも恵まれ、満足のいく九州ツーリングでした(横浜の中島) 全走行距離:2.400km

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大阪南港(フェリー乗り場

11月3日(金)フェリー泊

 我が家(リポーター・さいたまの奥本)をまだ夜も明けぬ4時に出発、安行の集合場所に向かう。パーキングに人影もなく少々寒々としている、程なくして事務局の鈴木さん、須田さん、岩瀬さんが到着。
 東名高速・海老名のパーキングに向かう、海老名からの同行者は20名、直行1名、サイドカー5台、ソロ12台定刻どおりに出発。
 
今回は第34回BMWフェスティバルin玄海(福岡県宗像市)に参加するのが目的である。
葉山の高橋さんのプランニングで本日乗船する大阪の南港まで無事到着。フェリーにて別府に向かう11時間の船旅である。別府到着は早朝6時20分の予定です。

別府上陸!!

月廻り公園にて、後ろは阿蘇(根子岳)

11月4日(土)福岡県・玄海町泊

定刻通り船も別府に着き、早速、本日の予定を事務局、プランナーの高橋さんより説明あり、別府の地獄めぐりは時間が早すぎて営業しておらず由布院に直行、朝食をとる。


やまなみハイウェイにて

 本日も快晴で由布岳もご機嫌よく、はっきりと見えた。ここからはやまなみハイウェイを一路阿蘇山に向かう、九州を走るのがはじめての私は阿蘇くじゅう国立公園の雄大さに圧倒されました、すばらしいパノラマです。
 今回は湯布院より水分峠、飯田高原、一の宮、月廻り公園、白川水源より入り草千里にて昼食、赤水、ミルクロードにて小国、日田より大分道、九州道にて古賀
ICまで直行5時、本日の目的地玄海ロイヤルホテルに到着。本日はこれからが本来のイベントである。

フェスティバルについてはクラブのツーリングレポートにお任せします。


イカ料理を目の前に満足のリポーター奥本さん

当時大阪城につぐ大きさだった名護屋城の天守閣跡
後ろに見える橋は「呼子大橋

11月5日(日)伊万里泊

 本日から直帰組と数組のグループに別れて九州の旅を楽しみます。
 我々は中島、千葉の鈴木、奥本の3人旅です。
ホテルを出てから3号線、福岡都市高速、西九州道から202号線で虹ノ松原を抜け唐津に向かう、国道の右側に姫路城を小さくしたようなきれいなお城が見えてきた。唐津城である、お城に分かれて、食いしん坊の小生にとっては楽しみなご馳走、透き通るほどに旨い呼子のイカ料理、話に聞いておりましたが本当においしくいただきました。
 満足、まんぞく。

 食べた後は戦国時代に戻り秀吉が朝鮮半島侵略をもくろみこの地に名護屋城を築いて出兵基地とし、諸国の大名の多くがここに布陣した。その規模の大きさにびっくりさせられた。
 隣の波戸岬に行く、ここは岬に屋台小屋風のものがたくさんあり、どの店もさざえのつぼ焼きを売っている、店の座席は5、6人でいっぱいだ。このようなお店が20軒以上も並び昔のお姉さんたちが威勢よくお客をさばいていた。

 いろは島、ここも眺めの良いところで眺める島の棚田がすばらしかった、眼下には国民宿舎があり真っ白な砂浜のプライベートビーチ付である、
だいぶ太陽も傾きだしたので本日の宿、中島邸のある伊万里に向かう。
 
中島邸では親戚の方たちもおいでになり大宴会となる。フナのあらい、鯉のあらいを肴に九州式のお酒の飲み方を教えられ、だいぶ飲みすぎました。

 本日も快食、快眠でした。

雲仙。地獄めぐり

仁田峠休憩所・かすんでいるが後ろに妙見岳が望める
11月6日(月)えびの高原泊

 伊万里の駅は少々珍しい駅である道路を挟んで右と左の駅舎では行き先がまるきり異なるとのことです。
有田は焼き物の町である。友人がここの佐賀県立窯業大学にて修行をしていたので立ち寄る、静かな環境の良い学校でした。有田からは長崎自動車道でハウステンボスの横を通り諫早まで一走り、雲仙に向かう。
 雲仙では別府でできなかった地獄めぐりをしましたがこんな間近を歩いてよいのかなと思いました。ちなみに環境庁の管轄でした。
 
雲仙普賢岳の災害現場を見ようと島原まで行きましたが、復旧され災害の面影もありませんでしたので雲仙岳災害記念館を見学し、噴火の恐ろしさを知らされました。その日の夕方普賢岳が真っ赤に燃えていますとのニュースいざ噴火かと思いきや、落雷による山火事でした。

島原より熊本フェリーの高速船(エンジンはベンツ)で熊本の長洲港まで30分、九州自動車道の菊水ICよりえびのICまで高速にて本日の宿「えびの高原荘」に向かう


城山公園から桜島を望む

長崎鼻にて、夕日に映える開門岳を望む

砂風呂。結構、砂は重かったけど気持ちよかった
11月7日(火)指宿(いぶすき)泊

本日鈴木さんは指宿にある開聞岳に上るため早朝、一足先に出発。
 我々はえびの高原の韓国岳の勇姿を眺めながら霧島温泉に向かう、紅葉はまだ早いようである、霧島神宮により鹿児島湾(錦江湾)に向かい加治木
ICより鹿児島まで高速を走り、小生のわがままでさつま揚げのお土産を物色、おいしいものを見つけました。ついでに、城山公園で桜島を見物する。

 昼時でしたので今回の旅で初めてラーメンを食べました、偶然、鹿児島で評判の「こむらさき」と言うおいしい店に入りました。

 鹿児島より指宿スカイラインを使い若き青年たちが命をささげた陸軍特攻隊の基地・知覧を目指す。
鈴木さんも開聞岳へのチャレンジも済み合流する。
 ※海軍の特攻基地は大隈半島の鹿屋
知覧特攻平和会館を見学していると見たことのある顔、我がクラブ員、大槻さんと会いました、大槻さんも鹿児島の親戚の方と見学にこられたようです、世間は狭いと思いました。


知覧特攻平和会館

 知覧では武家屋敷跡も見学し開門岳経由で指宿を目指す。開門岳は独立峰の為どこからも見え、その形から薩摩富士といわれているようです。長崎鼻」からのすばらしい夕日に映える開門岳を記憶に納め、本日の宿、指宿(いぶすき)「湯の浜」に向かう、宿は世界で唯一の天然砂むし温泉「砂むし会館・砂楽(さらく)」の隣にあり早速砂蒸し風呂に入りに行く、気持ちの良いものである。

 本日も満足、まんぞく


念願の佐多岬、喜ぶ3人後ろに見えるのは開門岳

青島・鬼の洗濯板
11月8日(水)日向泊

 本日は佐多岬に行くため対岸の大隅半島の大根占に渡る朝8時出航である。7時30分に宿を出たがフェリー乗り場が見つからず、そのはずである、フェリー定員は車8台人間8名の可愛い船でした。乗客は乗用車3台と我々のバイク3台であった。


錦江湾を横断し指宿より対岸の大根占に上陸

 対岸に渡り今回の最大目標「本土最南端・佐多岬」を目指す。前日、吉野夫妻が行っているので情報をもらう、駐車場より岬まで山道を結構歩くので、往復にかなり時間を費いやした。

 鹿児島湾(錦江湾)から別れ内陸へ入ると景色の変化も少なく途中、志布志湾を眺めながら日南海岸を目指す、途中回転寿司で昼食したがまあまあでした。青島により、縁結びの神様にあうこともなく本日の宿、日向の「はやた」に向かう。ビジネスホテルなので夕食がないため宮崎の地鶏の焼き物を食す。量が多いのでびっくり。


天岩戸神社
この石が戸隠まで飛んでいったそうです。


高千穂峡
11月9日(木)黒川温泉泊

 延岡を抜け、目指す高千穂の谷は深く切り立っており高度恐怖症の方にはつらい一日のようである。
どの橋も谷底まで数十メーターありそうである。道の駅青雲橋で小休止し青雲橋を見学する。

途中、天岩戸神社により宮司さんの案内で天の岩戸を見せてもらう、本来、内部はは立入禁止で、撮影禁止である。

 高千穂峡に向かう入り口近くでサイドカーを発見、何と!吉野さん夫婦でした。一緒に景色を楽しみ、昼食を一緒にしました。
 ここからは、再度、阿蘇を目指し、九州上陸時に見られなかった阿蘇中岳の火口や大観峰よりの阿蘇のすばらしい眺めを堪能。吉野さんは本日の船で帰られるのでお別れをし、黒川温泉の秘湯の宿「新明館」を目指す。その新明館は主人がノミを手に作り上げた洞窟風呂や黒川最古の露天風呂などは湯宿らしい佇まいであった。


阿蘇中岳

阿蘇中岳火口

深耶馬溪

青の洞門
11月10日(金)フェリー泊

 耶馬溪に向かう途中、日田の駅前にある中野モータースに寄り、中島さんバッテリー交換。


中野モータース

 耶馬溪でも深耶馬溪は九州でもっとも紅葉のすばらしいところと聞いている眺めは良いが紅葉は3分でした。

ここで大分名物「だんご汁」を食す。
味噌味のさっぱりしたものです。





青の洞門
(私たちの頃は教科書に載っていました)のトンネルを見学し
国東半島を縦断し、「道の駅・国東」より小生は長男の嫁の実家が大分なので会いに行き、2人は別府で温泉三昧のようでした。

 
少々のんびりしすぎましてフェリー埠頭への到着が遅くなり2人には心配をかけてしまいました。出帆は23時45分でした


九州最後の夜は別府の市街満喫の露天風呂で!
11月11日(土)

 フェリーはすいており、一等寝台(個室)なので部屋もゆったりで快適でした、楽しむ設備もないので食事の後はもっぱら昼寝です。おかげで、休養が取れました。
 
 船に乗っている間、ずっと雨でしたが、久里浜に20時45分接岸すると雨がやんでいました久里浜より高速もすいており22時30分頃我が家に無事到着。我が家で寝ていても船に乗っているようでした。

リポーター:さいたまの奥本

左より、中島(R60/2)、奥本(R100RS)、千葉の鈴木(R69S)
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