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2006年8月19日〜21日 岐阜県・新穂高 小田原在住 田中 |
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8月19日(土)![]() さぁ、出発!時間は・・やばっ!既に6:00を少し回っている。当初の予定では一般道で中央道・相模湖インターまで向かうつもりだったが、30分の出遅れを取り戻すため厚木まで小田原厚木道路を使う事にした。「ギョッ!!こんな朝っぱらから小田厚側道の下り線でレーダーやっている!」有料を走る自分には関係無いが反射的にスロットルを戻す。 厚木からはR412号線を津久井方面へ向かい、そのまま相模湖へ。「こんなに遠かったっけ?」と思いつつ、中央道の相模湖インターに到着。高速にのると車の数が多いのに驚く!集合場所の談合坂SAに到着したのがAM7:00過ぎ、「こりゃ早かったかな?」と思っていると・・・魚!御!ギョ!既に7〜8名先着しているではないか!早っ! 私は5月の秘湯の会以来の参加なのでメンバーとは3ヶ月ぶりの再会である。集合時間の8時までには十分すぎるほどの時間があり、おのおの朝食をとる人、水分を補給する人・排出する人、雑談をする人とさまざまに時間を潰す。 福田さんは手首を骨折後リハビリを兼ねた参加との事だった。その間にアマチュア無線の免許を取得されたらしい、自分は先を越されてしまった。吉野さんはGSでの参加、聞くところによると希少なバイクを30台以上所有されているらしい、聞いてビックリ。古本さんとは初対面だったので簡単な自己紹介をさせてもらった、なんと大正生まれとの事でこれまたビックリ!何かご利益がありそうな・・。そうこうしている間に全員集合。最後に到着した岩瀬さんはオブザーバーとして知人の方を連れて来た(今回オブザーバー参加の某氏はχさんとさせてもらう。ごめんなさい、実は名前を忘れてしまいました)。χさんはH社製(当然ハーレーでは無い)250ccスクーターでの参加である。
奥本さんはガソリン補給をしたいとの事で、次の双葉SAに立ち寄ることが即座に決定。談合坂のガススタンドは給油待ちの車で長蛇の列となっていたため、この先での給油を選択した。8月一杯は高速道SA内のガソリン代が安いとの報道があったためか給油をするマイカーが多い。 談合坂SAを出発し中央道下り車線の交通量も勝沼を過ぎる辺りから半減、双葉SAでは待つこと無くガソリン給油ができた、双葉を選んだのは正解だった。早々に自分も給油し、バイクを端に寄せ停止していると後ろで不穏な動きが。見るとオブザーバーのχさんのスクーターからジョバジョバーッと液体が溢れている。「ゲッ!ガソリン漏れ!?」と思いきや、近づいて話を聞くと双葉SAに着く手前辺りから急に水温が上昇し下がらなくなったとの事。とりあえずタンクに補給水を入れたらしいのだが、オーバーフローして洩れてくる。 χさんにはなるべく前の方を走ってもらうことで双葉SAを出発し、様子を見ながら八ヶ岳SAまで走る事に。自分はχさんの後ろを走っていたが、八ヶ岳SA手前の長坂辺りの登坂車線で時折χさんのスクーターから白煙がでるようになってきた。「えっ!2ストだったっけー?」と思わせる位の白煙とオイルの焼ける臭い!「頼む!SAまで後2〜3kmだでせめてそこまで無事に耐えてけろ!」と心の中で叫び、よーやく八ヶ岳SAへ滑り込んだ。 やはりχさんのスクーターは冷却水の水温は下がらず異常高温をキープしたままらしい。イタリア仕様のH社製スクーターは以前にも同じ様な症状が出た事があったそうで、その時は原因が究明できなかったらしい。結局χさんはここで参加を断念する決断をした。メンバーが「一度高速を下り、近くのバイク屋に修理依頼し、タンデムで同行しませんか」と誘ったが、本人もこれ以上迷惑を掛けてはとの心遣いか「ジャフ会員だからジャフを呼んで何とかします」と。χさんには後で結果を連絡してくれるように頼み、八ヶ岳SAを出発、次の集合場所の駒ケ岳SAを目指す。「χさーん!気を付けて帰って下さいねー。懲りずに次回も又参加してくださいねぇー、できれば空冷のBMでねぇー。」 右に諏訪湖を見ながら、その先の岡谷ジャンクションを名古屋方面に進む。なんとなく自分のバイクに取付けてあるデジタル時計を見ると、振動で時計が落ちそうになってる!時計は200万円(ウソです、万が付きません)の安物なので、たとえ落ちても金銭的痛手は無いのだが、後続車(ミラーで確認すると後ろは水野さんだったような・・・)が落下物を避けようとして転倒!なんて事にでもなったらと思うと気が気じゃない。時計は右ハンドル下のカウル内側に付けてあったため当然左手は届かない。右手を使えばエンブレが掛かるため容易に右手を離せない、チャンスを窺いながらようやく時計を直した。が、しばらくするとさっきより更に下を向いている!「頼む!SAまで落ちないでぇー!」(今回ほどSAが恋しいツーリングは無かった)。ようやく駒ヶ岳SAの表示が出てきた、あと2km。「お願いだぁー、落ちるなー!」。 お〜っ、助かったぁ〜。安物のデジ時計は落下せずに済んだのであった。最初、両面テープが暑さで剥がれかかって来たのかと思っていたのだが確認したところ、単に下向きになっただけで落下しそうでは無かった、一安心である。 駒ケ岳SAには既に群馬隊の田中さん・前野さんらが到着しており、数名の女性ライダーを軟派している?んな訳無いか(しかし、そこには数名の女性ライダーが居た事は間違い無いのです、一人はドカに跨る大柄な女性ライダーでした)。前野さんは最近災難続きで、ガス欠でバイクを押して歩くやら、無線のアンテナ(ケーブル?)を落とすやら、今日は左ミラーのナットが外れ、ミラーを落としかけたとかで散々(前野さんの後ろを走ったらきっと何か拾えますよー)。中津川インター下りたらミラーのナットを購入したいとのことで近くのホームセンターに寄る事に。 八ヶ岳SAを出発し、いざ中津川インターへ!途中、恵那山トンネルに入ると、何だかバイクに異変が!バイクが上下にバウンドし始めた!「とうとう自分のバイクもここでリタイアかぁ?せめてトンネルを貫けるまで持って」と思い、何気なくミラーで後方を見ると、同じように後続車も上下にバウンドしていた。それでやっとバウンドの原因が路面の凹凸だと分かった。
よーやく今回の参加メンバー全員がここ高山で集結した。福田jrは私たちを待っている間に黒のR100タイプに乗っているAさん?(度々すみません、名前忘れました)に声を掛け、Aさんも新穂高温泉行きに加わる事に。せっかく高山に来たとの事で小一時間ほど自由行動の時間を取る。バイクを市内の駐車場に停め適当に市内を散策に行く強硬派ファイトー・イッパーツ!組と、駐車場の日陰で休憩する軟弱日陰モヤシ組みとに別れる。もちろん自分はモヤシ組、なにせ高山市内は30℃を越す猛暑(おそらく33℃以上はあっただろう)、そこを薄手とはいえ長袖にベスト・ジーンズ・ブーツ姿ではとっても歩く気にはなれなかった訳であります。どーやら一部のメンバーは今夜のニの部のために人用のガソリン(お酒と言う液体)の買出しに行ってくれた様子。暑い中、ご苦労様でございました。 買出しも終わり高山をあとに、R158を本日の宿泊先である新穂高温泉へとバイクを滑らせる。途中単調な道が続くが、登坂車線のある路線になると、いっきなりのハイペース!先頭を駆る高橋さん!スピードメーターが3ケタ目に突入しましたよー!と思いつつ転がしていくとトンネル内で何やら接近するバイクが。少し左に避けると追い越しをかけられた。おりょ?誰?と、トンネルを抜けてナンバーを確認すると「滋賀ナンバー」、納得。お先にどーぞと紳士的に道を譲る、結局彼らはR1200?だったか3台で上高地方面へと分かれて行った(この時の3名の話題はニ部で酒の肴になってましたが・・)。 ようやくと奥飛騨温泉郷に入り浦田川を超える橋を渡ったT字路を右折し、本日の宿泊先である[水明館 佳留萱(かるかや)山荘]にPM5:00頃よーやく到着。最初、宿の親父は16台ものバイクが入ってきて大慌て。「バイグはこっづへ停めでけろ〜」と言ったかどうかは分からないが、案内している先は何とキャンプ地!!下はもちろん雑草の生えた土の上、とてもバイクを止めるような場所では無い、メンバーの誰もが「そりゃー無いだろー」と思ったに違いない。結局おのおの駐車場内の舗装された端々へバラバラに駐車する事で宿の親父も納得。本日の走行距離420kmでありました。 宿に着くなり、靴を脱ぐ前に店先の冷やしトマトにガブリ付く人やらキュウリを丸かじりする人やら数名。しきりと「スィーチョン、スィーチョン」を連発し、取れたて新鮮野菜に舌鼓を打っていた。ほーらキリギリスさーん、餌だよー。 宿に入ると談話室へ通され、熱々のお絞りと冷たいお茶のサービス。あちこちから「とりあえずビール!」の声に宿の人は「ハイハイ」と返事をしつつも、露天風呂・夕食・朝食の時間と宿の説明に余念がない。そのまま部屋へ案内するとの事で後に付いて荷物を運ぶ、結局談話室ではビールは出てこず仕舞い、少々トーンダウンした感あり。夕食までにはまだ時間があるので部屋で同室の皆様とまずは一杯。部屋に冷蔵庫はあるものの、ビールが入ってない!「ビールは自販機で買ってください」との貼り紙が。小銭を握りしめ缶ビールを買う。やっぱり宿では「ビンビールが飲みたかったなぁー」と思いつつ、同じ部屋の面々と「お疲れさーん、乾パーイ」と缶を合わせる。喉に冷えたビールを流し込み一刻の至福の時が流れる。とりあえず一缶のビールを飲み干し、夕食前に風呂へ入り今日の汗を洗い流した。
二の部では飛び入り参加のAさんも加わる。埼玉在住のAさんは敷地内のキャンプ場にテントを張り我々とは別行動。聞く所によると既に一週間もバイクでツーリング中との事、東北だか北陸だかを一周中と言ってたような・・(実にレポーターは曖昧である)。見るとさすがに腕は日焼けで真っ黒!バイクも黒いが本人も黒い!これが本当に日本人の肌の色かと疑いたくなるほどの黒さだった。そーいえば片言の日本語だったような・・・。
8月20日(日) 翌朝5時頃に目覚め、露天風呂に入る。それは広い露天風呂で、鉄分を多く含んでいるせいか、鉄サビの臭いが漂っておりました。あとで知った事だが吉川さんは露天風呂で目の保養をしたとか。メスの日本カモシカの裸体でも見たのか?羨ましい限り。今日もまた天気は良さそうである。 朝食を済ませ各自荷物の整理をする。群馬の田中さんのジャケットはエアーバッグ入りの優れもの、持たせてもらったがすっごく重たかった。その後全員宿の前に集合し記念撮影。ここで直帰組(岩瀬さん・古本さん・土方さん)、連泊組(大槻さん・高橋さん・吉野さん)、新穂高ロープウェイ見学組(奥本さん・田中さん・前野さん・水野さん・福田さん親子・吉川さん・鈴木さん・田中)の3組に別れ、それぞれの方角へと別れて行った「皆さんお気を付けていってくださいねぇー」。 自分達は第二ロープウェイ乗り場の駐車場までバイクで行き、しらかば平駅から西穂高
松本インターに入ったメンバーは1度左側に終結し、全員がゲートを越えたのを確認後、手を振ってそれぞれの方角へと別れた。東京方面に向かう自分は、福田さんが何時うしろから追いついて来るかとミラーを確認しながら流すが、なかなか視界に現れない???ありゃ?来ない?と思いながら「まぁ、中央道は一本道だから迷う事は無いか」と勝手に決めつけスロットルを開け「福田さんごめんなさーい、お先に失礼しちゃいますよー」と心の中で叫ぶ(後で分かったのだが福田さんは上越廻りで帰宅したとの事、きっとまだリハビリ不足を感じたに違いない、あえて遠距離を選んだのだろう)。 中央道甲府盆地はこれまた暑い!一気に一宮・御坂インターまで走り御坂峠を越え、御殿場経由でPM4:40頃、無事帰宅した。全走行距離766kmでした。 皆さんお疲れ様でした、他のメンバーも無事にご帰宅されたご様子。幹事の大槻さん、何時も珍しいところを探してきてくださってありがとうございます。メンバー各位との交流が実に新鮮味を自分に味あわせてくれる事に感謝し、これからも新たな伝説を作ってもらいたく、心から切望する限りです。 |
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葉山の高橋 |
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20(日)朝、写真撮影の後、新穂高ロープウェイ組と帰宅連泊混成組とに別れ佳留萱山荘を後にする。
さて次なる感動は今を去る8年前のスキージャンプでの船木、原田らの活躍が記憶によみがえる白馬ジャンプ競技場を訪れる。リフトで登るとその先は目も眩むメッシュ階段・・・。瀬戸大橋の路側帯を思い出す(ゾーーー)。
糸魚川方面へのR148を小谷村(おたりむら)へと目指す。国道を右折するとこの先通行止めの看板が!しかし山田旅館まではOKみたいで胸をなでおろす。16:30現着する。昨日の佳留萱山荘とは打って変り実に雰囲気のあるところ。
熱くて入れない源泉かけ流しのお風呂、露天風呂ではアブが乱舞。いかにも秘境ムード満点です。 夕食は、飾り気はないが実に素朴でおいしい食材に舌鼓を打つ。虫が多いので窓を閉め扇風機を回し就寝。
翌朝も「ガマン」の朝風呂を浴び朝食後記念撮影の後出発。 |
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