談合坂に集合したサムライ |
南アルプスは櫛形山林道を目指し1100GSの吉野さん、R60/2の中島さん、H社の250ccの大槻さん、そして汚い100GSの私たちは談合坂SAを後にしたのだった。
林道は、入り口を見つけるのがむずかしい。甲府昭和ICで高速をおりたものの地図を見ながら先頭を行くが、道を誤ったことを悟られず目的地に着くのはもっとむずかしい。予定外のサクランボ畑の中をすり抜け、なぜか目的の林道の入り口についた。知らなかったが、山梨は山形についで佐藤錦の産地だそうだ。
日頃の行いはと問われれば、悔い改めることばかりと思われる我ら4人の頭上の天気の良いこと。森林浴をしながらのバイク走行。マイナスイオン浴びまくりの滝の横での一服。
甲府盆地の眺望こそ逃したものの、とりあえず、満足し下界の国道目指し下り始めた。
南アと言えばスーパー林道、丸山林道は越えられずとも北岳の登山基地の広河原を目指すこととし、コンビニで弁当を買いそこを目指した。
身延より35キロほどで奈良田温泉に着く。その辺りでカッパを着て、岩盤をくりぬいて造られた素掘りのトンネル通過に備えるのだ。なぜなら、時に岩清水で「トンネル内は雨」というときがよくあるからだ。
ある意味今回のツーリングの山場だろう。今後に成り行きにアドベンチャーの予感を感じつつ我々は走り出したのだったが、しかし、しかし、何たることか!トンネルの入り口は無情にも閉まっているではないか。そこには、「通行止め」の立て看板!!こんなとき、どうすればいいのか、そう、笑うのだ、笑うしかないのだ(^_^;)
とりあえず、近くの河原で昼食を取り、先ほどの奈良田まで戻ったところで村営温泉につかることにした。
奈良田(ならだ)温泉のお湯についての感想だが、湯上がりにすごく特徴があり湯温は低めだがよく暖まり、少々の硫黄のにおいとともに肌がつるつるサラサラになるものだった。関東から近いとはいえ、やはり日本アルプスの山懐のいで湯であった。
国道52号を通過し下部温泉より富士宮のもちや資料館へ向かう。温泉街を越えたところで通行止めの警告の立て札はあったもののゲートは開いていたので行くこととした。しかし、悪夢は再び起きてしまった。温泉街より10キロほど走っただろうか、峠のトンネルが見えたところでその前にまたまたゲートが閉まっていて通行止め!ではないか。5月中に工事は終わっているのではないのか、その後また崖でも崩れたか、係の者が忘れているのか、責任者でてこい!
富士宮のもちや資料館は諦め、重たい気持ちで来た道を下部温泉に戻り、本栖道にて富士吉田をめざす。なんとか雨にたたられず中央高速に入り石川PAにて解散となった。
大槻さんとは本栖湖を通過したところで伊豆方面に行くとのことで別れた。
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