長野県小県郡 角間温泉 秘湯ツーリング
2003年8月16日〜17日
杉山 誠
8月この時期ですと連日猛暑のはずが,毎日外は梅雨空のように雨,雨でぐずついた天気で私の夏期休暇始まりました。
16日〜17日の秘湯ツーリング晴れることを祈って,前日サイドカーの点検チェックを済ませ、でも当日 外は雨!!!まだドシャ降りでないのが救かな!
カッパを着自宅8:00スタート,集合場所の高坂SAに8:30頃に着くとすでに大槻、古本,奥本,中島,千葉鈴木氏先着しておりました。その後会長到着、9:00に時間厳守で須田さんが着き事務局の鈴木さんのお見送り受け出発。
大井松田,妙義ICで待つ小柴さんと合流。ここから小柴さんの渋滞エスケープ進行はじまりはじまり!!!!!

車も少なく、7台ソロ,2台のサイドカー快適に雨の中を走り北軽井沢の牧場でバイキング昼食となり一休み。時間にも余裕があり小柴さんの自転車バイクを展示してある浅間記念館に立ち寄り、わが国の二輪車の歴史を語るとき{浅間}を語らないわけにはいきません。
そんなことお思いながら館内の古いバイク見学。
本日宿泊の角間温泉の岩屋館に向けて出発!!心地よいサウンドを響きかせながら鳥居峠を越え現地到着(若干1名最初の予定高峰温泉だと思っていた人も?)私も前日会長より聞くまでそのつもりでした。
ここの温泉は、真田一族の隠し湯として心臓、胃腸病に聞く湯治場として広く知られているそうです。昔の湯治場をしのばせる、風情漂う渡り廊下を上がり日本秘湯の宿に選ばれている露天風呂へ皆で入り(ヤッパリ湯イイデスネ!!!!)
部屋で一杯くつろぎタイム!まだ夕食まで時間も有り岩屋観音がすぐ裏手にあるとのこでいざ散策へ!45度位あるかと思う急傾斜の石階段(227段)を上がり(手摺りがなければ断念したかも?)渓流や遊歩道での散策で俗界を忘れて悠々のひと時を味わいました。
夕食もすませ、又,又、温泉へ入りホット一息!!!!!

 翌朝も<雨、あめ>岩屋館をバックに皆で記念撮影、ここで古本さんと別れ、我々は一般道でおいしいというラーメン屋に向かい出発。途中懐古園に立ち寄り城址跡を見学。
(ここで我がサイドカーの風防のビス3本外れガムテープで応急処置&右側のウィンカーも点滅しなくなりました)。
連休最終日とあり碓井バイパスも渋滞しているとのことで下仁田まわりに(ラーメン屋さんは後日楽しみに)変更し、下仁田ICから高速に乗り戻ることにする。
 ここで、小柴さんと別れ上里SAにて昼食。ここで皆さんと解散。(お疲れ様でした)私も出発、会長のサイドカーの後お追ったのだが(快調に走る会長見えず)我がサイドカーも右ウィンカー点かないので追い越しはせず走行車線を走ることにしPM2:30頃無事帰宅。久々に早い時間に帰れたので雨で汚れたバイクを洗車し、ビール片手に忘れない内にレポート書いて二日間の秘湯ツーリング終了しました。

(今回の秘湯ツーリング,雨の中渋滞をさけての快適なコースのエスケープ小柴さんありがとうございました。)

千葉在住 鈴木
仏壇の横の提灯は、この3日間つけっぱなしだった。旅支度を終え線香でも上げて行こうと、仏壇の前に座り手を合わせた。ご先祖さま方が、あの世で安らかで有りますように。お見送りの日なのですが、私は一足先に旅立つ事に致します。どうか、行く先々の空は晴れ、道が乾いて居ますように。
 
AM7
:30.高坂SAは、雨だった。とりあえず、何時もどおりパーキングに入りすぐの所にバイクを置き、みんなが来るのを待つ事にした。 暫くすると、横に一台の車が止まり、降りて来られた洒落た紳士を見ると、事務局の鈴木さんではないか。「用事が出来てね、行けなくなったよ。」とは言いつつも見送りに来てくれたのだった。
そうこうして居る内に、サイドカーの高橋会長、杉山さん、ソロ組みの奥本さん、中島さん、が到着。幹事の大槻さんと古本さんが集合しているかどうかは言うまでもなし。 須田さんが、まだのようだが、「須田さんは、時間に正確だから、9時ピッタリにくるよ。」と会長。すると、どうだろう9時ピッタリにビュービューの排気音と共に須田さんが到着。役者の揃った所で、雨の中でもニコニコの懲りない男たちは、小柴さんの待つ松井田―妙義出口に向い走り出した。

小柴さんの白バイは、パワーアップしていた。 900ssならば、いざ知らずのコンチマフラーが、装着されているではないか。 その元気な排気音を水先案内に我々は、倉渕村を通過し北軽井沢に出る。 昼食は「軽井沢マウンテン牧場」でバイキングであった。しかも、それぞれの料理が、けっこう旨いのだ。
歯の間をシーシーしながら、今度行く時は、タッパ―を持って行くぞーと心に誓いつつ、浅間山麓を走り行き二輪博物館へと案内された。 そして、暫くの間ノスタルジックに浸る私達の目の前には、オートバイのご先祖さまとおぼしき自転車バイクが、展示されていたのであった。       

その中に、 小柴さんのコレクションの一台が有った。 これにもナンバーの登録が居るのですよーと小柴さん。 前傾姿勢の深い一文字ハンドルの車体に誇がり駆け抜ける小柴さんの勇姿が一瞬脳裏をよぎった。 逆ど根性ガエル状態で背中に付いている原付のナンバーが、印象的で有った。
それぞれの思いを胸に我々は、博物館を後に一路、宿である角間温泉「岩屋館」に向った。若干名、行く先を白根温泉と思われていた方も居たようだが、そちらえは、次回の楽しみに取って置こう。無事、宿に着き温泉に浸かり、リラックスモードに入る。いつもなら、此処で、晩飯までだらだらと成るのだが、今回は、ここからが違う。昼食をシッカリ食べたせいか、腹ごなしに散歩に出る事になった。裏に凄い階段があるらしいと杉山さん。行って見ると なるほど凄い階段では無いか。見るだけのはずが、何時の間にか何かに憑かれたようにみんな登りはじめたではないか。二百段は有ったであろう石段の終点には、ほこらと共に忍者
猿飛サスケの修行の場があった。早々と宿に戻ったところ晩飯の準備が整ったとの事。

乾杯と共に宴会は始まった。 食事前の適度な運動のせいか、よく食べ良く飲んだ。会話もはずみ、バイクの事から小泉内閣の今後まで話は多岐におよんだ。私にとって最高に贅沢な一日の終わり方である。翌日、沢の音に起こされ、外を見ると、ガスってはいたが雨ではないようだ。 温泉を後にし国道に出た所で、古本さんと別れ我々は、城址である懐古園に向った。
園内散策後、渋滞を避けつつ高速の下仁田入り口に向った。碓氷バイパスが渋滞の為、坂を下り出す直前で右に曲がる抜け道は、小柴さんが先を走ってくれなければ、誰も解らないだろう。高速の入り口で小柴さんと別れ、藤岡PAにて解散となった。

今回のツーリングで天気以外で、良かった事は、沢山有ったが、何よりも小柴さんによるルートの選択が、良かった。 良く走った地域であるのに、とても新鮮に感じられた。 また、白バイの先導と言うのも中々愉快ではないか。今回旅の企画をされた幹事の大槻さんもソロに目覚めてしまったようだ。 宿もとても良い宿でした。 参加された皆さん、並び 企画された幹事さん、大変ご苦労さんでした。

←前のツーレポへ  次のツーレポへ→
ツーリングレポート一覧へ戻る