木曽路から奥飛騨ツーリングレポート
1999年5月2日〜4日
川口の住人 奥本

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午前430分、五月晴れの朝焼けを背に、少々冷たい空気で深呼吸してから埼玉県朝霞より3台にて、群馬県の富岡へ向かう。ここから2台お供が増える。

高速道路を外れ地元のメンバーの案内で新緑の美しい田口街道を一路佐久へ向かう
。かなり厳しい遣なので佐久までの間に数台のクルマしか会わず快適に距離を伸ばす事が出来ました。佐久からは美ヶ原を眺めながら諏訪湖へ。

塩尻インターよりサイドカーのメンバーと合流しガソリン休憩の後、木曽路に入り御岳参りを済ませ妻籠の宿へ向かう、古い旅篭と町並みが保存され、しばしの間タイムトンネルの中にいるようでした。我々バイク屋は乗り物が鉄のお鳥なので旅篭には泊まれずばくろう民宿「近江屋」に世話になる事になりました。中々居心地の良い味のある民宿でした。幹事さんは渋滞とオートバイの故障で苦労され、ようやくご対面となりました。

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530分頃より雨戸の開く音が聞こえ、周りがにぎやかになりました。バイク屋は寝るのも早いが朝も早い。

朝飯を終え妻籠(つまご)より馬籠(まごめ)に向かう。妻籠は山間地の比較的平らな所に旅篭やお店が軒を連ねておりますが、馬籠は坂の途中にあり、大分趣が異なり、旅人を楽しませてくれます。馬籠と言えば島崎藤村を思い出します。藤村はこの地の庄屋の息子で記念館等も有りますが我々バイク屋は通過し、
257号線とにて下呂へ向かう、
下呂温泉は関西の熱海と言われている所ですが、今はその趣も無くなったと聞いております。


駒を進め飛騨の高山へ到着、古き町並みを探索、高山の陣屋跡を見学。高山と言えばだんな衆と言う言葉を思い出す、ここは酒蔵が多く美味しい酒が有る。

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号ルートで平湯峠へと向かう、思ったよりスムースに進む。やはり高度が高いせいか気温が下がってきた。13度である。

平湯峠の左右には大キャンプ場が有り、色とりどりのテントの花が咲いておりました.このテントを見ると楽しさが伝わってきますが、その反面難民キャンプの人達は等と考えさせられます。平湯峠の交差点には温泉が沸いておりこれを見ながら本日の宿、奥飛騨温泉郷、新平湯温泉「ホテル白樺荘」に到着。


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我が部屋の早起き鳥のカーテンを明ける音に目を覚ます、残念、予報どおりの雨である。

美味しい朝食も早めにすませ、カッパに身を包み安房峠に向かう、幸い上高地の合流もスムースで、トンネルの連続でしたが梓川沿いを走り松本へ、インターにて高速組と別行動。

久方ぶりで武州街道(十囲峠越)を走る、かなり舗装きれているが中々の道である。峠のあたりは未舗装でした、雨の為、石の上に乗ると滑ります。秩父にて渋滞に合う、正丸峠(ソロ組はトンネルでなくまともな峠を越える)先導車判断ミス。この頃より雨も強くなり対向車のライトに悩まされながら無事到着。

                              お疲れ様でした。

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