はよう目の覚めて雨戸を引けば無風の日本晴れ、こげんこつばめったにあることではなし、天は我に味方せりと東名「海老名SA」に向け一目散だども、着いてみれば早やオールスターそろい踏みで、ドマニーが3台もある。ばってん2台は志村軍団の見送りで、ツアーの面々は土方、奥本、中島、滝澤、吉野、奥さん、岩瀬、水野、福田(石神井)、オブザーバー生馬(いくま),楳澤(うめざわ)の各氏、それに小生加え12名。
いつもの待ち合わせ場所、東名海老名SAパーキングにて |
予定より早く9時30分に出発ばできた。出発前に、前夜苦心の作と見ゆる切り貼り地図にて本日の全行程の説明、一目瞭然、なかなか参考になった(自画自賛)。
東名は秦野を過ぎたる辺りか、突然行く手前方シネマスコープいっぱいに富士山の雄姿ば忽然と現われる。雪の衣は淡き色にみえ、富士もそろそろ更衣(ころもがえ)のごたる。思えば今日は富士の麓(ふもと)ばぐるりひと回りで、富士山はいつも我等とともにあったばい。
富士ICで船に奥さんば乗せ颯爽と登場の小田原・田中さんと合流し、合計14名の大軍団、西富士道路もあっという間で、本日最初の停車地のGSにほぼ予定通りに到着、出だしは順調と幹事はひと安心。
小休止のあと名物焼きそばの香りば漂う富士宮の市街を抜け、やうやく富士川右岸沿いの10号線にでれば、道はガラ空き・・・・見渡す野山は萌えの緑、左手に富士川の広大な広がりば横目にのどかな春のなかを駆け抜ける、こげん気持ちのよかライディングはなかと。
お昼は身延山手前「ゆばの里」なる町営施設でゆば定食ばい。ゆばの大家こと水野さんはひとくち即うまいとの評定、グルメ奥本さんもこれはうまいと一言、褒めたのは料理のこつばってん、幹事は自分ば褒められたかと勘違いうれしかこつある。
ところでオブザーバーの生馬氏は岩瀬さんの知人で、いつぞやそば打ちツーにスクーターで参加され煙噴いて残念リタイアー、今日はその後、手に入れた赤いR1100RSでのリベンジ、楳澤氏はRTに巨体をば乗せ、頭にはこれまた見事な狐?(狸?ビーバー?)の毛帽子を乗せ、ほんまデビークロケットのごたる格好よか。
いよいよ身延山久遠寺【地図】の観桜だども、土日は交通規制あり少し離れた身延町総合文化会館の構内にバイクば置き、シャトルバスで行くばい。広い境内には見事なしだれ桜がそこかしこにあり、人の流れはひきも切らず。さすが日蓮上人の修行なされた由緒ある久遠寺、その豪壮な構えは当然なれど、それをとりまく本殿・仏殿・客殿などの建物どれも立派な造り、デビー氏によれば奥にある日本庭園も素晴らしきこつあると。中島氏、客殿に泊まりたいとのたもうたがその前に頭ば丸めないかんのではなかろうか。
身延山久遠寺境内 |
見事なしだれ桜 |
菩提梯:急角度287段の石段、これを登れば本殿に至るが、我々は、帰りに、ここを下りました。それでも結構きつかった(~_~;) |
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メインエヴェントも無事終わり、付録の下部温泉立ち寄り湯ば有志で行くこつとなり、3時過ぎに文化会館で解散となった。パッセン初体験の田中奥さんも楽しかったとのご感想にて、我々一同もこげん嬉しかこつはなかと。
想えば歳ば重ねるにつれ、どげんわけか桜が心に響くようになった。来年もまた桜と会えるこつ楽しみばい・・・・・
附 録:下部温泉「大黒屋」
広い湯船が源泉そのままで、ぬるいというより冷たいくらいの水温。これが下部本来の温泉の由、小さい湯船の沸かした湯と交互に入ります。1時間も浸かっていれば体が温かくなるようですが、私たちは30〜40分くらいだったでしょうか。不思議なすっきり感を覚えました。宿の方の応対も感じがよく「大黒屋」さんはお勧めです。参加有志は奥本、中島、水野、福田(石神井)の各氏および小生でした。
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